(1) 方べきの定理より、PA⋅PB=PC⋅PD が成り立つ。 PA=AB+BP=2+4=6 PA⋅PB=6⋅4=24 PD=PC+CD=PC+5 したがって、PC⋅(PC+5)=24 PC2+5PC−24=0 (PC−3)(PC+8)=0 PC>0 より、PC=3 (2) これは少し難しい問題です。まず、点 R は調和点列(P, R; A, D)をなすことが知られています。
つまり、ADAP=RDRPが成り立ちます。また、四角形ABCDの内接性から、∠BAC=∠BDC, ∠ABD=∠ACD が成り立ちます。 △PAQ∼△PDB より、PBPQ=PDPA PA=6, PB=4, PC=3, CD=5 より PD=PC+CD=3+5=8 4PQ=86=43 R が直線 AD 上にあり、調和点列をなすという性質を使うのですが、求めるのが PQ:QR なので、別の方法を探します。
方べきの定理を使います。
PA⋅PB=PC⋅PD は既に示しました。 △QAB∼△QDC なので、QDQA=QCQB=DCAB=52 したがって、5QA=2QD であり 5QB=2QC. しかし、PQ:QR を求める方法は今のところ不明です。
(3) メネラウスの定理を三角形 ABD と直線 ACQ に適用すると、
QCAQ⋅PBCP⋅DABD=1 QCAQ⋅43⋅DABD=1 QCAQ=34⋅BDDA メネラウスの定理を三角形 ACD と直線 BDQ に適用すると、
QCAQ=52 なので、5QA=2QD BPAB⋅DCPD⋅QACQ=1 42⋅58⋅QACQ=1 54⋅QACQ=1 CQQA=54 AQ:QC=4:5 なので 5AQ=4QCであり、BQ:QD=2:5なので 5BQ=2QDです. したがってAQ:BQ=2:5となります.