2つの直線がなす角 $\theta$ を求める問題です。ただし、$0 < \theta < \frac{\pi}{2}$とします。 (1) $y = \frac{3}{2}x + 1$と$y = -5x + 2$ (2) $y = -x$と$y = (2 + \sqrt{3})x$

幾何学直線角度tan傾き
2025/4/27

1. 問題の内容

2つの直線がなす角 θ\theta を求める問題です。ただし、0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2}とします。
(1) y=32x+1y = \frac{3}{2}x + 1y=5x+2y = -5x + 2
(2) y=xy = -xy=(2+3)xy = (2 + \sqrt{3})x

2. 解き方の手順

2直線のなす角の公式を使用します。2直線の傾きをそれぞれm1m_1, m2m_2とすると、なす角θ\thetaについて以下の式が成り立ちます。
tanθ=m1m21+m1m2\tan{\theta} = \left| \frac{m_1 - m_2}{1 + m_1m_2} \right|
(1) の場合、m1=32m_1 = \frac{3}{2}m2=5m_2 = -5なので、
tanθ=32(5)1+32×(5)=132132=1=1\tan{\theta} = \left| \frac{\frac{3}{2} - (-5)}{1 + \frac{3}{2} \times (-5)} \right| = \left| \frac{\frac{13}{2}}{-\frac{13}{2}} \right| = |-1| = 1
0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2}より、θ=π4\theta = \frac{\pi}{4}
(2) の場合、m1=1m_1 = -1, m2=2+3m_2 = 2 + \sqrt{3}なので、
tanθ=1(2+3)1+(1)(2+3)=33123=3313=3+31+3=(3+3)(13)(1+3)(13)=333+3313=232=3\tan{\theta} = \left| \frac{-1 - (2 + \sqrt{3})}{1 + (-1)(2 + \sqrt{3})} \right| = \left| \frac{-3 - \sqrt{3}}{1 - 2 - \sqrt{3}} \right| = \left| \frac{-3 - \sqrt{3}}{-1 - \sqrt{3}} \right| = \left| \frac{3 + \sqrt{3}}{1 + \sqrt{3}} \right| = \left| \frac{(3 + \sqrt{3})(1 - \sqrt{3})}{(1 + \sqrt{3})(1 - \sqrt{3})} \right| = \left| \frac{3 - 3\sqrt{3} + \sqrt{3} - 3}{1 - 3} \right| = \left| \frac{-2\sqrt{3}}{-2} \right| = \sqrt{3}
0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2}より、θ=π3\theta = \frac{\pi}{3}

3. 最終的な答え

(1) θ=π4\theta = \frac{\pi}{4}
(2) θ=π3\theta = \frac{\pi}{3}

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