問題は3つあります。 問題77:1から25までの整数の中から異なる3個の整数を選ぶとき、次の問いに答えなさい。 (1) 3つの整数の積が奇数となるような選び方は何通りあるか。 (2) 3つの整数の和が奇数となるような選び方は何通りあるか。 問題78:x, x, x, y, y, z, z の7文字を横一列に並べるとき、次の問いに答えなさい。 (1) 並べ方の総数を求めよ。 (2) 2つの z が隣り合うような並べ方の数を求めよ。 問題79:縦5本、横4本の道がある。A地点からB地点まで遠回りしないで行く道順について答えなさい。C地点を経由する場合や経由しない場合を含め、以下の問いに答えなさい。 (1) 行き方の総数を求めよ。 (2) 地点Cを通って行く道順は何通りあるか。 (3) 地点Cを通らない道順は何通りあるか。

確率論・統計学組み合わせ順列場合の数組み合わせの数え上げ経路
2025/3/18

1. 問題の内容

問題は3つあります。
問題77:1から25までの整数の中から異なる3個の整数を選ぶとき、次の問いに答えなさい。
(1) 3つの整数の積が奇数となるような選び方は何通りあるか。
(2) 3つの整数の和が奇数となるような選び方は何通りあるか。
問題78:x, x, x, y, y, z, z の7文字を横一列に並べるとき、次の問いに答えなさい。
(1) 並べ方の総数を求めよ。
(2) 2つの z が隣り合うような並べ方の数を求めよ。
問題79:縦5本、横4本の道がある。A地点からB地点まで遠回りしないで行く道順について答えなさい。C地点を経由する場合や経由しない場合を含め、以下の問いに答えなさい。
(1) 行き方の総数を求めよ。
(2) 地点Cを通って行く道順は何通りあるか。
(3) 地点Cを通らない道順は何通りあるか。

2. 解き方の手順

問題77:
(1) 3つの整数の積が奇数となるためには、3つとも奇数でなければなりません。1から25までの奇数は13個あります。したがって、13個から3個を選ぶ組み合わせを計算します。
13C3=13×12×113×2×1=13×2×11=286_{13}C_3 = \frac{13 \times 12 \times 11}{3 \times 2 \times 1} = 13 \times 2 \times 11 = 286
(2) 3つの整数の和が奇数となるためには、次の2つのパターンがあります。
- 奇数3つ
- 奇数1つと偶数2つ
1から25までの奇数は13個、偶数は12個です。
- 奇数3つの場合:13C3=286_{13}C_3 = 286 (上記参照)
- 奇数1つと偶数2つの場合:13C1×12C2=13×12×112×1=13×66=858_{13}C_1 \times _{12}C_2 = 13 \times \frac{12 \times 11}{2 \times 1} = 13 \times 66 = 858
したがって、合計は 286+858=1144286 + 858 = 1144
問題78:
(1) 7文字を並べる総数は、同じ文字があるため、多項係数を使って計算します。
7!3!2!2!=7×6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)(2×1)=7×6×5=210×6=420×2=840/2=420\frac{7!}{3!2!2!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)(2 \times 1)} = 7 \times 6 \times 5 = 210 \times 6 = 420 \times 2 = 840 / 2 = 420
7×6×5×3×1=2107 \times 6 \times 5 \times 3 \times 1 = 210
7!3!2!2!=504024=210\frac{7!}{3!2!2!} = \frac{5040}{24} = 210
(2) 2つのzをまとめて1つの文字と考えると、並べる文字は x, x, x, y, y, (zz) の6個です。
6!3!2!=6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)=6×5×2=60\frac{6!}{3!2!} = \frac{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)} = 6 \times 5 \times 2 = 60
問題79:
(1) AからBまで行くには、右に3回、上に4回移動する必要があります。したがって、7回の移動のうち、右に3回を選ぶ組み合わせを計算します。
7C3=7!3!4!=7×6×53×2×1=7×5=35_7C_3 = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 7 \times 5 = 35
(2) AからCまで行くには、右に1回、上に2回移動する必要があります。CからBまで行くには、右に2回、上に2回移動する必要があります。
AからCまでの経路数:3C1=3!1!2!=3_3C_1 = \frac{3!}{1!2!} = 3
CからBまでの経路数:4C2=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
したがって、AからCを経由してBまでの経路数は 3×6=183 \times 6 = 18
(3) AからBまでの総経路数から、Cを経由する経路数を引きます。
したがって、Cを通らない経路数は 3518=1735 - 18 = 17

3. 最終的な答え

問題77:
(1) 286通り
(2) 1144通り
問題78:
(1) 210通り
(2) 60通り
問題79:
(1) 35通り
(2) 18通り
(3) 17通り

「確率論・統計学」の関連問題

30人の中学生のけんすいの回数の記録が表にまとめられている。この資料の分布の範囲を求める。

統計範囲データの分析最大値最小値分布
2025/4/4

ある学校の生徒19人の立ち幅跳びの記録が与えられています。この記録を基に、階級の幅を20cmとした度数分布表を作成し、最も度数が多い階級を求めます。

度数分布統計データの分析
2025/4/4

サイコロを $n$ 回投げたとき、出た目の最大値が4である確率を求めます。

確率サイコロ最大値独立試行
2025/4/4

A君とB君がそれぞれ5枚のコインを持ってゲームをする。負けた方がコインを1枚箱に入れる。A君が勝つ確率は$2/3$、B君が勝つ確率は$1/3$である。 (1) 箱の中にコインが4枚になったとき、A君と...

確率二項分布確率計算
2025/4/4

1から5までの整数が書かれた5枚のカードから2枚を同時に取り出すとき、取り出したカードに書かれた数の和が6以上になる確率を求めよ。

確率組み合わせ
2025/4/4

2つのサイコロ A, B を同時に投げるとき、出た目の数の積が 20 以上になる確率を求めます。

確率期待値統計的推定場合の数
2025/4/4

1から5までの整数が書かれた5枚のカードから、2枚のカードを続けて取り出し、取り出した順に並べて2桁の整数を作る。このとき、作られた2桁の整数が6の倍数となる確率を求める。

確率場合の数整数の倍数
2025/4/4

女子3人と男子1人のグループから2人を選ぶとき、そのうち1人が男子である確率を求める問題です。

確率組み合わせ事象
2025/4/4

## 1. 問題の内容

確率組み合わせ事象期待値統計的推定
2025/4/4

(5) 2つのサイコロA, Bを同時に投げるとき、出た目の数の和が10以上となる確率を求める問題。 (6) 生徒120人の家庭学習時間の箱ひげ図から、(i)家庭学習時間が20分以上40分未満の生徒は2...

確率サイコロ箱ひげ図データの分析
2025/4/4