次の2つの不等式を解きます。 (1) $|2x-5|<x+3$ (2) $|x^2-4|<1$

代数学不等式絶対値場合分け二次不等式
2025/4/28

1. 問題の内容

次の2つの不等式を解きます。
(1) 2x5<x+3|2x-5|<x+3
(2) x24<1|x^2-4|<1

2. 解き方の手順

(1) 2x5<x+3|2x-5|<x+3 を解く。
まず、絶対値の中身の符号で場合分けをします。
(i) 2x502x-5 \ge 0 つまり x52x \ge \frac{5}{2} のとき
2x5=2x5|2x-5| = 2x-5 なので、不等式は 2x5<x+32x-5 < x+3 となります。
これを解くと、 x<8x < 8 となります。
したがって、52x<8\frac{5}{2} \le x < 8 となります。
(ii) 2x5<02x-5 < 0 つまり x<52x < \frac{5}{2} のとき
2x5=(2x5)=2x+5|2x-5| = -(2x-5) = -2x+5 なので、不等式は 2x+5<x+3-2x+5 < x+3 となります。
これを解くと、 3x>23x > 2 より x>23x > \frac{2}{3} となります。
したがって、23<x<52\frac{2}{3} < x < \frac{5}{2} となります。
(i), (ii) より、23<x<8\frac{2}{3} < x < 8 が解となります。
(2) x24<1|x^2-4|<1 を解く。
1<x24<1-1 < x^2 - 4 < 1
これは次の2つの不等式に分解できます。
x24>1x^2 - 4 > -1 かつ x24<1x^2 - 4 < 1
x24>1x^2 - 4 > -1 より x2>3x^2 > 3 となります。
したがって、x<3x < -\sqrt{3} または x>3x > \sqrt{3} となります。
x24<1x^2 - 4 < 1 より x2<5x^2 < 5 となります。
したがって、5<x<5-\sqrt{5} < x < \sqrt{5} となります。
これらを組み合わせると、5<x<3 -\sqrt{5} < x < -\sqrt{3} または 3<x<5\sqrt{3} < x < \sqrt{5} が解となります。

3. 最終的な答え

(1) 23<x<8\frac{2}{3} < x < 8
(2) 5<x<3-\sqrt{5} < x < -\sqrt{3} または 3<x<5\sqrt{3} < x < \sqrt{5}

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