関数 $f(x) = x^2 - 1$ について、$x = -1$ における微分係数 $f'(-1)$ を、微分係数の定義に基づいて求める問題です。

解析学微分係数極限関数の微分
2025/4/28

1. 問題の内容

関数 f(x)=x21f(x) = x^2 - 1 について、x=1x = -1 における微分係数 f(1)f'(-1) を、微分係数の定義に基づいて求める問題です。

2. 解き方の手順

微分係数の定義式は以下の通りです。
f(1)=limh0f(1+h)f(1)hf'(-1) = \lim_{h \to 0} \frac{f(-1+h) - f(-1)}{h}
まず、f(1+h)f(-1+h) を計算します。
f(1+h)=(1+h)21=12h+h21=h22hf(-1+h) = (-1+h)^2 - 1 = 1 - 2h + h^2 - 1 = h^2 - 2h
次に、f(1)f(-1) を計算します。
f(1)=(1)21=11=0f(-1) = (-1)^2 - 1 = 1 - 1 = 0
これらを定義式に代入します。
f(1)=limh0h22h0h=limh0h(h2)hf'(-1) = \lim_{h \to 0} \frac{h^2 - 2h - 0}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{h(h - 2)}{h}
h0h \to 0 であり、h0h \neq 0 なので、hh で約分できます。
f(1)=limh0(h2)f'(-1) = \lim_{h \to 0} (h - 2)
hh00 に近づけると、
f(1)=02=2f'(-1) = 0 - 2 = -2
したがって、f(1)=2f'(-1) = -2となります。
問題文の空欄を埋めると次のようになります。
f(1)=limh0(1+h)21h=limh0h22hh=limh0(h2)=2f'(-1) = \lim_{h \to 0} \frac{(-1+h)^2 - 1}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{h^2 - 2h}{h} = \lim_{h \to 0} (h - 2) = -2
よって、A=-1, B=1, C=-1, D=-2, E=0

3. 最終的な答え

f(1)=2f'(-1) = -2
A = -1, B = 1, C = -1, D = -2, E = 0

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