硬貨を $n$ 回投げる。$k$ 回目に表が出たら $X_k = 1$、裏が出たら $X_k = 0$ とする。 $Y_n = \sum_{k=2}^{n} X_{k-1}X_k$ と定義するとき、$Y_n$ が奇数となる確率 $p_n$ を求めよ。
2025/4/28
1. 問題の内容
硬貨を 回投げる。 回目に表が出たら 、裏が出たら とする。
と定義するとき、 が奇数となる確率 を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、 の意味を考える。 は、 と がともに1である回数の総和である。すなわち、 は、連続して表が出た回数を表している。
次に、 が奇数となる確率 を求める。
を求めるために、 を で表すことを考える。
回目に裏が出た場合、 なので、 となる。このとき、 が奇数である確率は である。
回目に表が出た場合、 なので、 となる。このとき、 が奇数であるためには、 が偶数であり、 である必要がある。 が偶数である確率は であり、 となる確率は である。したがって、 が奇数である確率は である。
以上より、
ただし、 とする。
のとき、 なので、 が奇数であるためには、 かつ である必要がある。これは、1回目と2回目がともに表である確率に等しいので、 である。
のとき、。
が奇数となるのは、 かつ または かつ の場合である。
かつ となるのは、 の場合。確率は 。
かつ となるのは、 の場合、 の場合。ただし、*は0または1。前者確率は 、後者確率は
となるように変形すると、