AとBの2チームが試合をする。1回の試合でAが勝つ確率は$\frac{3}{4}$、Bが勝つ確率は$\frac{1}{4}$である。先に2勝した方が優勝となるとき、Aが優勝する確率を求めよ。

確率論・統計学確率期待値条件付き確率ゲーム
2025/3/18

1. 問題の内容

AとBの2チームが試合をする。1回の試合でAが勝つ確率は34\frac{3}{4}、Bが勝つ確率は14\frac{1}{4}である。先に2勝した方が優勝となるとき、Aが優勝する確率を求めよ。

2. 解き方の手順

Aが優勝する場合、次の3つのケースが考えられる。
* Aが2連勝する場合
* Aが1勝1敗した後、Aが勝つ場合
* Bが1勝1敗した後、Aが勝つ場合
それぞれのケースの確率を計算し、それらを合計することで、Aが優勝する確率を求める。
* Aが2連勝する場合の確率:34×34=916\frac{3}{4} \times \frac{3}{4} = \frac{9}{16}
* Aが1勝1敗した後、Aが勝つ場合 (Aが最初に勝ち、次に負ける場合):34×14×34=964\frac{3}{4} \times \frac{1}{4} \times \frac{3}{4} = \frac{9}{64}
* Aが1勝1敗した後、Aが勝つ場合 (Aが最初に負け、次に勝つ場合):14×34×34=964\frac{1}{4} \times \frac{3}{4} \times \frac{3}{4} = \frac{9}{64}
したがって、Aが優勝する確率は、
916+964+964=3664+964+964=5464=2732\frac{9}{16} + \frac{9}{64} + \frac{9}{64} = \frac{36}{64} + \frac{9}{64} + \frac{9}{64} = \frac{54}{64} = \frac{27}{32}

3. 最終的な答え

Aが優勝する確率は2732\frac{27}{32}である。

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