三角形ABCがあり、AD = DB、AE = EC、DF:FG = 2:1 である。線分BC上に点H, Gがあり、HGの長さが$x$ cm、BCの長さが20 cmであるとき、$x$の値を求めよ。

幾何学三角形相似中点連結定理平行線線分の比
2025/4/29

1. 問題の内容

三角形ABCがあり、AD = DB、AE = EC、DF:FG = 2:1 である。線分BC上に点H, Gがあり、HGの長さがxx cm、BCの長さが20 cmであるとき、xxの値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、DEとBCが平行であること、そしてDEの長さを求めます。
AD=DBAD=DBAE=ECAE=ECなので、中点連結定理より、DEはBCの半分です。
DE=12BC=12×20=10DE = \frac{1}{2}BC = \frac{1}{2} \times 20 = 10 cm
次に、DF:FG = 2:1 であることより、DG:DEの比率を求めます。
DF:FG = 2:1 なので、DG:DE = 3:DE です。
DGの長さを求めるには、DF:DEを使います。
ここで、補助線を引き、三角形の相似を利用します。
BHとDEが平行なので、三角形BFGと三角形BDEが相似であることに注目します。
DF:FG = 2:1 より、DF:DG = 2:3 です。
また、DEとBCが平行なので、三角形ADFと三角形ABHも相似の関係にあります。
したがって、
FGDE=13\frac{FG}{DE} = \frac{1}{3}
FG=13DE=13×10=103FG = \frac{1}{3} DE = \frac{1}{3} \times 10 = \frac{10}{3} cm
BC=BH+HG+GC=20BC = BH + HG + GC = 20 cm
HG=xHG = x cm
DE//BCなので、ADFABH\triangle ADF \sim \triangle ABHとなります。
よって、ADAB=AFAH=DFBH\frac{AD}{AB} = \frac{AF}{AH} = \frac{DF}{BH}であり、AD=DBAD=DBよりAD/AB=1/2AD/AB = 1/2なので、DFBH=12\frac{DF}{BH} = \frac{1}{2}です。
また、DE//BCなので、AEGAGC\triangle AEG \sim \triangle AGCとなります。
よって、AEAC=AGAG=EGCG\frac{AE}{AC} = \frac{AG}{AG} = \frac{EG}{CG}であり、AE=ECAE=ECよりAE/AC=1/2AE/AC = 1/2なので、EGCG=12\frac{EG}{CG} = \frac{1}{2}です。
DEとBCが平行なので、線分BFとCEは線分BCを同じ比に分割します。つまり、BHHF=CGGE\frac{BH}{HF}=\frac{CG}{GE}.
またDF:FG = 2:1だから、DF=2/3DGDF=2/3DGFG=1/3DGFG=1/3DGです。
DG//BCDG//BCより、DFGBHC\triangle DFG \sim \triangle BHC
DEGBGC\triangle DEG \sim \triangle BGC
HG=xHG = x, BC=20BC = 20
HFDE=13\frac{HF}{DE} = \frac{1}{3}なので、FG=13DE=1310=103FG=\frac{1}{3}DE = \frac{1}{3} * 10=\frac{10}{3}
DH:BG=2:3DH:BG=2:3
BGBC=32DG\frac{BG}{BC} = \frac{3}{2} DG
DGの長さが分かると、HGの長さを求めることができます。
DGがBCと平行なので、DFGBHC\triangle DFG \sim \triangle BHC
だから、DGBC=33=HFBH=GCEC\frac{DG}{BC} = \frac{3}{3} = \frac{HF}{BH} = \frac{GC}{EC}
HG=1/2 BC = x , 20cm
2x=15
x=5
x=13×20=203x = \frac{1}{3} \times 20 = \frac{20}{3} cm
x=203x = \frac{20}{3}

3. 最終的な答え

x = 20/3

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