(1) B={x∣x∈Uかつ3xは整数} より、3x が整数となる x を探す。x は有理数で 0<x<10 を満たす。 x が最小となるのは、3x=1 より x=31。 x が最大となるのは、3x=29 より x=329。 したがって、B={31,32,1,34,…,329} よって、B の要素のうち最小のものは 31、最大のものは 329 である。 A={1,2,3,4,5,6,7,8,9} (2) (I) 3∈A について。 A は整数の集合であるから、3 は A に含まれない。したがって 3∈A は正しい。 (II) 34∈B について。 3x が整数であれば x∈B である。3⋅34=4 は整数であるから 34∈B は正しい。 (III) A∩B=∅ について。 B は 3x が整数でない x の集合。 A∩B は、整数であり、かつ 3x が整数でない x の集合。 A={1,2,3,4,5,6,7,8,9} であり、 3x が整数となる x∈A は x∈A のすべての要素であるため、 A∩B=∅ は正しい。 したがって、(I), (II), (III) 全て正しいので、解答群から正しい組み合わせを選ぶ。
(3) C={x∣x∈Uかつ3xは整数} について。 3x=n (nは整数)とすると、3x=n2 より、x=3n2。 A∩C の要素は、整数である x で、3x も整数であるもの。 x=3n2 が整数となるには n が 3 の倍数である必要がある。 n=3k とすると、x=3(3k)2=39k2=3k2。 0<x<10 であるから、0<3k2<10 より 0<k2<310≈3.33。 したがって、k=1 のとき x=3。 k=2 (このとき k2=2) のとき x=3(2)=6。 B∩C の要素は、3x が整数であり、かつ 3x が整数であるもの。 3x が整数であれば、3x も整数である。 3x=n とすると、3x=n2。 0<x<10 なので、0<3x<30。よって、0<n2<30。 n=1,2,3,4,5 より、x=31,34,39=3,316,325。 B∩C={31,34,3,316,325}。 小さい方から2番目の要素は 34。