3点A(1, 1), B(3, 7), C(5, 3)が与えられたとき、 (1) 線分ABの長さを求める。 (2) 直線ABの方程式を求める。 (3) 点Cと直線ABの距離dを求める。 (4) 三角形ABCの面積Sを求める。

幾何学座標平面距離直線の方程式三角形の面積
2025/4/29

1. 問題の内容

3点A(1, 1), B(3, 7), C(5, 3)が与えられたとき、
(1) 線分ABの長さを求める。
(2) 直線ABの方程式を求める。
(3) 点Cと直線ABの距離dを求める。
(4) 三角形ABCの面積Sを求める。

2. 解き方の手順

(1) 線分ABの長さ
2点間の距離の公式を用いる。
AB=(31)2+(71)2=22+62=4+36=40=210AB = \sqrt{(3-1)^2 + (7-1)^2} = \sqrt{2^2 + 6^2} = \sqrt{4 + 36} = \sqrt{40} = 2\sqrt{10}
よって、1 = 2, 2 = 10, 3 = 0
(2) 直線ABの方程式
直線ABの傾きは、7131=62=3\frac{7-1}{3-1} = \frac{6}{2} = 3
点(1, 1)を通り、傾きが3の直線の方程式は、
y1=3(x1)y - 1 = 3(x - 1)
y1=3x3y - 1 = 3x - 3
3xy2=03x - y - 2 = 0
よって、4 = 3, 5 = 2
(3) 点Cと直線ABの距離d
点(x_0, y_0)と直線ax + by + c = 0 の距離は、ax0+by0+ca2+b2\frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
点C(5, 3)と直線3x - y - 2 = 0 の距離は、
d=3(5)3232+(1)2=15329+1=1010=10d = \frac{|3(5) - 3 - 2|}{\sqrt{3^2 + (-1)^2}} = \frac{|15 - 3 - 2|}{\sqrt{9 + 1}} = \frac{10}{\sqrt{10}} = \sqrt{10}
よって、6 = 10, 7 = 0
(4) 三角形ABCの面積S
三角形ABCの面積は、12×AB×d=12×210×10=12×2×10=10\frac{1}{2} \times AB \times d = \frac{1}{2} \times 2\sqrt{10} \times \sqrt{10} = \frac{1}{2} \times 2 \times 10 = 10
または、
S=12(xAxC)(yByA)(xAxB)(yCyA)S = \frac{1}{2} |(x_A - x_C)(y_B - y_A) - (x_A - x_B)(y_C - y_A)|
S=12(15)(71)(13)(31)S = \frac{1}{2} |(1-5)(7-1) - (1-3)(3-1)|
S=12(4)(6)(2)(2)S = \frac{1}{2} |(-4)(6) - (-2)(2)|
S=1224+4=1220=10S = \frac{1}{2} |-24 + 4| = \frac{1}{2} |-20| = 10
よって、8 = 10, 9 = 0

3. 最終的な答え

(1) AB=210AB = 2\sqrt{10}
1 = 2, 2 = 10, 3 = 0
(2) 3xy2=03x - y - 2 = 0
4 = 3, 5 = 2
(3) d=10d = \sqrt{10}
6 = 10, 7 = 0
(4) S=10S = 10
8 = 10, 9 = 0

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