全体集合$U$を1から20までの自然数全体の集合とする。 部分集合$A = \{2n+1 | nは自然数\}$、$B = \{3n | nは自然数\}$が与えられたとき、以下の2つの問いに答える。 (1) 集合$A \cap B$を要素を書き並べて表せ。 (2) $C \subset A \cap B$となる集合$C$は、空集合も含めて何通り考えられるか。

離散数学集合部分集合集合の演算要素数
2025/4/29

1. 問題の内容

全体集合UUを1から20までの自然数全体の集合とする。
部分集合A={2n+1nは自然数}A = \{2n+1 | nは自然数\}B={3nnは自然数}B = \{3n | nは自然数\}が与えられたとき、以下の2つの問いに答える。
(1) 集合ABA \cap Bを要素を書き並べて表せ。
(2) CABC \subset A \cap Bとなる集合CCは、空集合も含めて何通り考えられるか。

2. 解き方の手順

(1) まず、AABBの要素をそれぞれ書き出す。
A={3,5,7,9,11,13,15,17,19}A = \{3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19\}
B={3,6,9,12,15,18}B = \{3, 6, 9, 12, 15, 18\}
ABA \cap Bは、AABBの両方に含まれる要素の集合なので、
AB={3,9,15}A \cap B = \{3, 9, 15\}
(2) CABC \subset A \cap Bとなる集合CCは、ABA \cap Bの部分集合である。
ABA \cap Bの要素数は3である。
部分集合の個数は、2要素数2^{\text{要素数}}で求められる。
したがって、ABA \cap Bの部分集合の個数は23=82^3 = 8個である。

3. 最終的な答え

(1) AB={3,9,15}A \cap B = \{3, 9, 15\}
(2) 8通り

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