## 問題の解説
1辺の長さが1の正方形 があり、それに内接する円を とします。 に内接する正方形を とし、 に内接する円を とします。以下同様に、自然数 に対して、正方形 と円 を定義します。このとき、次の問いに答えます。
(1) の一辺の長さを とするとき、 の半径を で表せ。
(2) 数列 の一般項を求めよ。
(3) の内部から の内部を除いた部分の面積を とするとき、 を求めよ。
## 解き方の手順
(1) の一辺の長さを とすると、 に内接する円 の半径は、正方形の一辺の半分の長さになるので、
の半径
(2) 正方形 は円 に内接するので、 の対角線の長さは の直径に等しくなります。したがって、 の一辺の長さ と の半径 の間には次の関係が成り立ちます。
よって、
これは、数列 が公比 の等比数列であることを示しています。初項は なので、一般項は次のようになります。
(3) の面積は であり、 の面積は なので、 は次のようになります。
を代入すると、
したがって、 は初項 、公比 の等比数列の和になります。
## 最終的な答え
(1) の半径
(2)
(3)