円に内接する四角形ABCDと、点Cから引いた2本の直線CPとCQが与えられています。$\angle DQC = 29^\circ$、$\angle BPC = 73^\circ$のとき、$\angle DAB = \theta$を求めよ。

幾何学四角形円周角角度定理
2025/4/30

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDと、点Cから引いた2本の直線CPとCQが与えられています。DQC=29\angle DQC = 29^\circBPC=73\angle BPC = 73^\circのとき、DAB=θ\angle DAB = \thetaを求めよ。

2. 解き方の手順

* 円周角の定理より、DBC=DAB=θ\angle DBC = \angle DAB = \theta
* 円に内接する四角形の対角の和は180°であるから、BCD=180θ\angle BCD = 180^\circ - \theta
* BCP=73\angle BCP = 73^\circであるから、DCP=BCDBCP=(180θ)73=107θ\angle DCP = \angle BCD - \angle BCP = (180^\circ - \theta) - 73^\circ = 107^\circ - \theta
* DCQ=29\angle DCQ = 29^\circである。
* 三角形DQCにおいて、CDQ=180DQCDCQ=18029(107θ)=44+θ\angle CDQ = 180^\circ - \angle DQC - \angle DCQ = 180^\circ - 29^\circ - (107^\circ - \theta) = 44^\circ + \theta
* 円周角の定理より、CDQ=CAQ\angle CDQ = \angle CAQ。したがって、CAB=44+θ\angle CAB = 44^\circ + \theta
* 直線APとADは一本の直線であるはずなので、∠DAC+∠CAB=θという関係性になる。
* したがって、θ=CAQ \theta = \angle CAQ より、θ=44+θ θ = 44^\circ+ \theta。これはおかしい。
* DBC=DAC=θ\angle DBC = \angle DAC = \theta
* 三角形BPCにおいて、外角定理より、BCD=CBP+BPC\angle BCD = \angle CBP + \angle BPC。従って、CBP=73(180θ)=θ107\angle CBP = 73^\circ - (180^\circ - \theta ) = \theta - 107^\circ
* 三角形DQCにおいて、DCQ=107θ\angle DCQ = 107^\circ - \theta
* よって、三角形CPQにおいて、29+73+ACB=18029^\circ + 73^\circ + \angle ACB = 180^\circ ACB=78\angle ACB= 78^\circ
* 円周角定理より、ACB=ADB=78\angle ACB = \angle ADB = 78^\circ
* 三角形ADQにおいて29+θ+AQD=18029^\circ + \theta + \angle AQD = 180^\circ より、AQD=78 \angle AQD = 78^\circ
* 円周角より、θ=73+29=102°

3. 最終的な答え

102°

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