半径3の円Cの中心が(3, 3)にあり、C上の定点Pがy軸との接点にある。この状態からCがx軸上を正の方向に滑らずに$\theta$だけ回転したとき、点Pの座標(x, y)を$\theta$を用いて表す。ただし、$0 < \theta < \frac{\pi}{2}$とする。

幾何学サイクロイドパラメータ表示媒介変数
2025/4/30
## 問題42

1. 問題の内容

半径3の円Cの中心が(3, 3)にあり、C上の定点Pがy軸との接点にある。この状態からCがx軸上を正の方向に滑らずにθ\thetaだけ回転したとき、点Pの座標(x, y)をθ\thetaを用いて表す。ただし、0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2}とする。

2. 解き方の手順

円Cがx軸上を回転するとき、点Pはサイクロイドのような軌跡を描きます。回転角がθ\thetaのとき、円の中心の座標は(3+3θ\theta, 3)となります。点Pは円上の点なので、円の中心から点Pへの相対的な位置を考えます。
初期状態では、点Pは(0, 3)にあります。回転角がθ\thetaのとき、点Pは円の中心から時計回りにθ\theta回転した位置にあります。円の中心を原点とした座標系で点Pの座標を考えると、
x座標: 3sinθ-3\sin\theta
y座標: 3cosθ-3\cos\theta
となります。
したがって、元の座標系での点Pの座標(x, y)は、
x=3+3θ3sinθx = 3 + 3\theta - 3\sin\theta
y=33cosθy = 3 - 3\cos\theta
となります。

3. 最終的な答え

点Pの座標(x, y)は、
x=3+3θ3sinθx = 3 + 3\theta - 3\sin\theta
y=33cosθy = 3 - 3\cos\theta
## 問題39 (1)

1. 問題の内容

媒介変数表示 x=cosθ2sinθx = \cos\theta - 2\sin\theta, y=6cosθ+3sinθy = 6\cos\theta + 3\sin\theta で与えられる2次曲線の方程式をx, yで表す。

2. 解き方の手順

与えられた式からcosθ\cos\thetasinθ\sin\thetaをx, yで表し、cos2θ+sin2θ=1\cos^2\theta + \sin^2\theta = 1を利用します。
まず、与えられた式を整理します。
x=cosθ2sinθx = \cos\theta - 2\sin\theta (1)
y=6cosθ+3sinθy = 6\cos\theta + 3\sin\theta (2)
(1) x 3 + (2) x 2を計算すると、
3x+2y=3cosθ6sinθ+12cosθ+6sinθ=15cosθ3x + 2y = 3\cos\theta - 6\sin\theta + 12\cos\theta + 6\sin\theta = 15\cos\theta
cosθ=3x+2y15\cos\theta = \frac{3x + 2y}{15}
(2) - (1) x 6を計算すると、
y6x=6cosθ+3sinθ6cosθ+12sinθ=15sinθy - 6x = 6\cos\theta + 3\sin\theta - 6\cos\theta + 12\sin\theta = 15\sin\theta
sinθ=y6x15\sin\theta = \frac{y - 6x}{15}
cos2θ+sin2θ=1\cos^2\theta + \sin^2\theta = 1に代入すると、
(3x+2y15)2+(y6x15)2=1(\frac{3x + 2y}{15})^2 + (\frac{y - 6x}{15})^2 = 1
(3x+2y)2+(y6x)2=152=225(3x + 2y)^2 + (y - 6x)^2 = 15^2 = 225
9x2+12xy+4y2+y212xy+36x2=2259x^2 + 12xy + 4y^2 + y^2 - 12xy + 36x^2 = 225
45x2+5y2=22545x^2 + 5y^2 = 225
9x2+y2=459x^2 + y^2 = 45
x25+y245=1\frac{x^2}{5} + \frac{y^2}{45} = 1

3. 最終的な答え

x25+y245=1\frac{x^2}{5} + \frac{y^2}{45} = 1
## 問題39 (2)

1. 問題の内容

媒介変数tを用いて x=sin2tx = \sin 2t, y=sin5ty = \sin 5t と表される座標平面上の曲線をCとする。Cとy軸が交わる座標平面上の点の個数を求めよ。

2. 解き方の手順

Cとy軸が交わる点は、x=0x = 0を満たす点です。したがって、sin2t=0\sin 2t = 0となるtの値を求め、そのtの値に対応するyの値を求めます。
sin2t=0\sin 2t = 0より、2t=nπ2t = n\pi (nnは整数)
t=nπ2t = \frac{n\pi}{2}
y=sin5t=sin(5nπ2)y = \sin 5t = \sin(\frac{5n\pi}{2})
nnを整数として変化させると、yの値は周期的になります。sin\sinの周期は2π2\piなので、nnを8増やすと5t=5(n+8)π2=5nπ2+20π5t = \frac{5(n+8)\pi}{2} = \frac{5n\pi}{2} + 20\piとなり、sin\sinの値は同じになります。したがって、n=0,1,2,3,4,5,6,7n=0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7についてyの値を調べれば十分です。
n=0n=0のとき t=0t=0, y=sin0=0y=\sin 0 = 0
n=1n=1のとき t=π2t=\frac{\pi}{2}, y=sin5π2=sinπ2=1y=\sin \frac{5\pi}{2} = \sin \frac{\pi}{2} = 1
n=2n=2のとき t=πt=\pi, y=sin5π=0y=\sin 5\pi = 0
n=3n=3のとき t=3π2t=\frac{3\pi}{2}, y=sin15π2=sin3π2=1y=\sin \frac{15\pi}{2} = \sin \frac{3\pi}{2} = -1
n=4n=4のとき t=2πt=2\pi, y=sin10π=0y=\sin 10\pi = 0
n=5n=5のとき t=5π2t=\frac{5\pi}{2}, y=sin25π2=sinπ2=1y=\sin \frac{25\pi}{2} = \sin \frac{\pi}{2} = 1
n=6n=6のとき t=3πt=3\pi, y=sin15π=0y=\sin 15\pi = 0
n=7n=7のとき t=7π2t=\frac{7\pi}{2}, y=sin35π2=sin3π2=1y=\sin \frac{35\pi}{2} = \sin \frac{3\pi}{2} = -1
yの値は0, 1, -1を繰り返しています。したがって、異なるyの値は3つです。

3. 最終的な答え

3個

「幾何学」の関連問題

各辺の長さが1の平行六面体において、$\vec{a}=\overrightarrow{OA}, \vec{b}=\overrightarrow{OB}, \vec{c}=\overrightarrow...

ベクトル空間ベクトル平行六面体体積内積外積
2025/6/18

各辺の長さが1の平行六面体があり、$\vec{a} = \overrightarrow{OA}$, $\vec{b} = \overrightarrow{OB}$, $\vec{c} = \overr...

ベクトル空間ベクトル平行六面体面積体積内積外積
2025/6/18

問題1は、立方体におけるベクトルの組が1次独立であるか、1次従属であるかを判断する問題です。 問題2は、空間ベクトルの外積を計算し、ベクトル三重積の恒等式を証明する問題です。

ベクトル線形代数一次独立一次従属外積ベクトル三重積
2025/6/18

## 1. 問題の内容

空間ベクトル外積一次独立一次従属立方体
2025/6/18

座標空間内の3点A(2, 4, 0), B(1, 1, 1), C(a, b, c)が一直線上にある。さらに、点Cがzx平面上にあるとき、aとcの値を求める。

ベクトル空間ベクトル直線座標空間
2025/6/18

円周上に異なる7点A, B, C, D, E, F, Gがある。これらの点を頂点とする四角形は全部で何個あるか。

組み合わせ図形四角形
2025/6/18

平面上の任意の4点A, B, C, Dに対して、ベクトル $\overrightarrow{BC} + \overrightarrow{DA}$ と等しいベクトルを、選択肢の中から選ぶ問題です。

ベクトルベクトルの加法平面ベクトル
2025/6/18

平面上の任意の4点A, B, C, Dに対して、ベクトル $\overrightarrow{AB} + \overrightarrow{DA}$ と等しいベクトルを選択肢の中から選びます。

ベクトルベクトルの和ベクトルの差図形
2025/6/18

平面上の任意の4点A, B, C, Dに対して、ベクトル $\overrightarrow{CB} - \overrightarrow{CD}$ と常に等しいベクトルを選択肢の中から選び出す問題です。

ベクトルベクトルの差幾何ベクトル
2025/6/18

平面上の任意の4点A, B, C, Dに対して、ベクトル $\overrightarrow{AB} + \overrightarrow{DA}$ と常に等しいベクトルを選択する問題です。

ベクトルベクトルの加法幾何学
2025/6/18