(3) 2−4+6−8+… について この級数は、一般項が an=(−1)n+12n で表される級数です。 n が大きくなるにつれて、項の絶対値 ∣an∣=2n は無限大に発散します。 したがって、この級数は発散します。
(4) 3+2+(22−1)+(5−32)+… について この級数の項の差を調べてみます。
第2項と第1項の差: 2−3 第3項と第2項の差: (22−1)−2=2−1 第4項と第3項の差: (5−32)−(22−1)=6−52 これらの差は等しくないので等差数列ではありません。
しかし、項の差をもう一度計算してみましょう。
(2−1)−(2−3)=2 (6−52)−(2−1)=7−62 この数列は等差数列でも等比数列でもないように見えます。
別の方法で考えましょう。
3,2,22−1,5−32,… 各項を an=A+Bn+Cn2 と仮定して、係数 A,B,C を決定することを試みます。 n=1 のとき、 A+B+C2=3 n=2 のとき、 A+2B+2C2=2 n=3 のとき、 A+3B+3C2=22−1 これらの式を解くことにより、A=5,B=−3,C=2 を得ます。 したがって、an=5−3n+2n2. an=5−3n+2n2=5+(−3+22)n 一般項の絶対値は、nが大きくなるにつれて無限大に発散するので、この級数は発散します。