与えられたヒストグラムから、身長の分散と標準偏差を求める問題です。分散は小数第3位を四捨五入、標準偏差は小数第2位を四捨五入する必要があります。

確率論・統計学分散標準偏差ヒストグラム統計
2025/3/18

1. 問題の内容

与えられたヒストグラムから、身長の分散と標準偏差を求める問題です。分散は小数第3位を四捨五入、標準偏差は小数第2位を四捨五入する必要があります。

2. 解き方の手順

まず、ヒストグラムから各階級の度数を読み取ります。
165cm: 1
170cm: 3
175cm: 7
180cm: 7
185cm: 2
190cm: 0
合計人数: 20人
次に、平均値を計算します。
平均 μ\mu は、
μ=165×1+170×3+175×7+180×7+185×2+190×020=165+510+1225+1260+37020=353020=176.5\mu = \frac{165 \times 1 + 170 \times 3 + 175 \times 7 + 180 \times 7 + 185 \times 2 + 190 \times 0}{20} = \frac{165 + 510 + 1225 + 1260 + 370}{20} = \frac{3530}{20} = 176.5
次に、分散を計算します。
分散 σ2\sigma^2 は、各データと平均の差の2乗の平均です。
σ2=(165176.5)2×1+(170176.5)2×3+(175176.5)2×7+(180176.5)2×7+(185176.5)2×2+(190176.5)2×020\sigma^2 = \frac{(165 - 176.5)^2 \times 1 + (170 - 176.5)^2 \times 3 + (175 - 176.5)^2 \times 7 + (180 - 176.5)^2 \times 7 + (185 - 176.5)^2 \times 2 + (190 - 176.5)^2 \times 0}{20}
σ2=(11.5)2×1+(6.5)2×3+(1.5)2×7+(3.5)2×7+(8.5)2×2+(13.5)2×020\sigma^2 = \frac{(-11.5)^2 \times 1 + (-6.5)^2 \times 3 + (-1.5)^2 \times 7 + (3.5)^2 \times 7 + (8.5)^2 \times 2 + (13.5)^2 \times 0}{20}
σ2=132.25×1+42.25×3+2.25×7+12.25×7+72.25×2+182.25×020\sigma^2 = \frac{132.25 \times 1 + 42.25 \times 3 + 2.25 \times 7 + 12.25 \times 7 + 72.25 \times 2 + 182.25 \times 0}{20}
σ2=132.25+126.75+15.75+85.75+144.5020\sigma^2 = \frac{132.25 + 126.75 + 15.75 + 85.75 + 144.50}{20}
σ2=50520=25.25\sigma^2 = \frac{505}{20} = 25.25
小数第3位を四捨五入するので、分散は 25.2525.25 となります。
最後に、標準偏差を計算します。
標準偏差 σ\sigma は、分散の平方根です。
σ=25.255.0249378\sigma = \sqrt{25.25} \approx 5.0249378
小数第2位を四捨五入するので、標準偏差は 5.05.0 となります。

3. 最終的な答え

分散: 25.25
標準偏差: 5.0

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