関数 $f(x) = x^3$ について、区間 $[-1, 2]$ における平均値の定理を満たす $c$ の値を求める問題です。

解析学平均値の定理微分関数の解析
2025/5/1

1. 問題の内容

関数 f(x)=x3f(x) = x^3 について、区間 [1,2][-1, 2] における平均値の定理を満たす cc の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

平均値の定理は、a<ba < b である区間 [a,b][a, b] で連続で、区間 (a,b)(a, b) で微分可能な関数 f(x)f(x) に対して、
f(b)f(a)ba=f(c)\frac{f(b) - f(a)}{b - a} = f'(c)
を満たす cca<c<ba < c < b の範囲に少なくとも1つ存在する、というものです。
まず、f(x)=x3f(x) = x^3 の導関数 f(x)f'(x) を求めます。
f(x)=3x2f'(x) = 3x^2
次に、与えられた a=1a=-1b=2b=2 を使って、平均変化率を計算します。
f(b)f(a)ba=f(2)f(1)2(1)=23(1)32(1)=8(1)3=93=3\frac{f(b) - f(a)}{b - a} = \frac{f(2) - f(-1)}{2 - (-1)} = \frac{2^3 - (-1)^3}{2 - (-1)} = \frac{8 - (-1)}{3} = \frac{9}{3} = 3
平均値の定理より、f(c)=3f'(c) = 3 となる cc を求めます。
3c2=33c^2 = 3
c2=1c^2 = 1
c=±1c = \pm 1
a<c<ba < c < b である必要があるので、cc1<c<2-1 < c < 2 の範囲になければなりません。
c=1c = 1 はこの範囲に含まれますが、c=1c = -1 は含まれません。
したがって、c=1c = 1 が求める値です。

3. 最終的な答え

c=1c = 1

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