与えられた微分方程式を解く問題です。 微分方程式は $\frac{dx}{dt} = \frac{x}{t} + e^{\frac{x}{t}}$ です。

解析学微分方程式同次形変数変換積分
2025/5/2

1. 問題の内容

与えられた微分方程式を解く問題です。
微分方程式は
dxdt=xt+ext\frac{dx}{dt} = \frac{x}{t} + e^{\frac{x}{t}}
です。

2. 解き方の手順

この微分方程式は同次形なので、変数変換 u=xtu = \frac{x}{t} を行います。すると、x=utx = ut となり、dxdt=u+tdudt \frac{dx}{dt} = u + t\frac{du}{dt} となります。これを元の微分方程式に代入すると、
u+tdudt=u+euu + t\frac{du}{dt} = u + e^u
となります。したがって、
tdudt=eut\frac{du}{dt} = e^u
となります。変数を分離すると、
dueu=dtt\frac{du}{e^u} = \frac{dt}{t}
つまり
eudu=dtte^{-u} du = \frac{dt}{t}
となります。両辺を積分すると、
eudu=dtt\int e^{-u} du = \int \frac{dt}{t}
eu=lnt+C-e^{-u} = \ln|t| + C
eu=lntCe^{-u} = -\ln|t| - C
ext=lntCe^{-\frac{x}{t}} = -\ln|t| - C
xt=ln(lntC)-\frac{x}{t} = \ln(-\ln|t| - C)
x=tln(lntC)x = -t\ln(-\ln|t| - C)
となります。ここで、CC は積分定数です。

3. 最終的な答え

x=tln(lntC)x = -t\ln(-\ln|t| - C)

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