関数 $y = xe^{-x^2}$ の微分を計算します。解析学微分関数の微分積の微分法合成関数の微分法2025/5/21. 問題の内容関数 y=xe−x2y = xe^{-x^2}y=xe−x2 の微分を計算します。2. 解き方の手順与えられた関数 y=xe−x2y = xe^{-x^2}y=xe−x2 を xxx について微分します。積の微分法と合成関数の微分法を用います。積の微分法は、(uv)′=u′v+uv′(uv)' = u'v + uv'(uv)′=u′v+uv′ です。ここで、u=xu = xu=x、v=e−x2v = e^{-x^2}v=e−x2 とおくと、u′=ddx(x)=1u' = \frac{d}{dx}(x) = 1u′=dxd(x)=1 です。次に、v=e−x2v = e^{-x^2}v=e−x2 を微分します。合成関数の微分法より、ddx(ef(x))=ef(x)⋅f′(x)\frac{d}{dx}(e^{f(x)}) = e^{f(x)} \cdot f'(x)dxd(ef(x))=ef(x)⋅f′(x) です。この場合、f(x)=−x2f(x) = -x^2f(x)=−x2 なので、f′(x)=−2xf'(x) = -2xf′(x)=−2x となります。したがって、v′=ddx(e−x2)=e−x2⋅(−2x)=−2xe−x2v' = \frac{d}{dx}(e^{-x^2}) = e^{-x^2} \cdot (-2x) = -2xe^{-x^2}v′=dxd(e−x2)=e−x2⋅(−2x)=−2xe−x2 です。積の微分法に適用すると、dydx=u′v+uv′=(1)(e−x2)+(x)(−2xe−x2)=e−x2−2x2e−x2\frac{dy}{dx} = u'v + uv' = (1)(e^{-x^2}) + (x)(-2xe^{-x^2}) = e^{-x^2} - 2x^2e^{-x^2}dxdy=u′v+uv′=(1)(e−x2)+(x)(−2xe−x2)=e−x2−2x2e−x2 となります。e−x2e^{-x^2}e−x2 でくくると、dydx=e−x2(1−2x2)\frac{dy}{dx} = e^{-x^2}(1 - 2x^2)dxdy=e−x2(1−2x2) となります。3. 最終的な答えdydx=(1−2x2)e−x2\frac{dy}{dx} = (1-2x^2)e^{-x^2}dxdy=(1−2x2)e−x2