この数列は、等差数列と等比数列の積の和になっています。このような数列の和を求めるには、等比数列の公比を掛けて、元の式との差を計算します。
S=1⋅1+3⋅3+5⋅32+⋯+(2n−1)⋅3n−1 両辺に3を掛けます。
3S=1⋅3+3⋅32+5⋅33+⋯+(2n−3)⋅3n−1+(2n−1)⋅3n S−3S=(1⋅1+3⋅3+5⋅32+⋯+(2n−1)⋅3n−1)−(1⋅3+3⋅32+5⋅33+⋯+(2n−3)⋅3n−1+(2n−1)⋅3n) −2S=1+(3−1)⋅3+(5−3)⋅32+⋯+(2n−1−(2n−3))⋅3n−1−(2n−1)⋅3n −2S=1+2⋅3+2⋅32+⋯+2⋅3n−1−(2n−1)⋅3n −2S=1+2(3+32+⋯+3n−1)−(2n−1)⋅3n 括弧の中は等比数列の和なので、
3+32+⋯+3n−1=3−13(3n−1−1)=23(3n−1−1) したがって、
−2S=1+2⋅23(3n−1−1)−(2n−1)⋅3n −2S=1+3(3n−1−1)−(2n−1)⋅3n −2S=1+3n−3−(2n−1)⋅3n −2S=−2+3n−(2n−1)⋅3n −2S=−2+3n−2n⋅3n+3n −2S=−2+2⋅3n−2n⋅3n −2S=−2+(2−2n)⋅3n S=1+(n−1)⋅3n