2次方程式 $x^2 + 5x + m = 0$ について、以下の条件を満たすとき、定数 $m$ の値と2つの解をそれぞれ求めます。 (1) 1つの解が他の解の4倍である。 (2) 2つの解の差が1である。

代数学二次方程式解と係数の関係解の性質
2025/5/2

1. 問題の内容

2次方程式 x2+5x+m=0x^2 + 5x + m = 0 について、以下の条件を満たすとき、定数 mm の値と2つの解をそれぞれ求めます。
(1) 1つの解が他の解の4倍である。
(2) 2つの解の差が1である。

2. 解き方の手順

(1) 1つの解が他の解の4倍である場合
2つの解を α\alpha4α4\alpha とおきます。解と係数の関係より、
α+4α=5\alpha + 4\alpha = -5
α4α=m\alpha \cdot 4\alpha = m
上記の式を整理すると、
5α=55\alpha = -5
4α2=m4\alpha^2 = m
1つ目の式から α=1\alpha = -1 となります。
これを2つ目の式に代入すると、
4(1)2=m4(-1)^2 = m
4=m4 = m
よって、m=4m = 4 となります。
2つの解は α=1\alpha = -14α=44\alpha = -4 です。
(2) 2つの解の差が1である場合
2つの解を β\betaβ+1\beta + 1 とおきます。解と係数の関係より、
β+(β+1)=5\beta + (\beta + 1) = -5
β(β+1)=m\beta (\beta + 1) = m
上記の式を整理すると、
2β+1=52\beta + 1 = -5
β2+β=m\beta^2 + \beta = m
1つ目の式から 2β=62\beta = -6 となり、β=3\beta = -3 となります。
これを2つ目の式に代入すると、
(3)2+(3)=m(-3)^2 + (-3) = m
93=m9 - 3 = m
6=m6 = m
よって、m=6m = 6 となります。
2つの解は β=3\beta = -3β+1=2\beta + 1 = -2 です。

3. 最終的な答え

(1) m=4m = 4, 2つの解は 1-14-4
(2) m=6m = 6, 2つの解は 3-32-2

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