(1) 放物線 $y = 3x^2 + 6x + 2$ を $x$ 軸方向に $2$, $y$ 軸方向に $-1$ だけ平行移動した放物線の方程式を $y = ax^2 + bx + c$ と表すとき、$a, b, c$ の値を求めよ。 (2) 2次関数 $y = 3x^2 + 6x + 1$ のグラフを $x$ 軸方向に $p$, $y$ 軸方向に $q$ だけ平行移動すると、$y = 3x^2 - 42x + 156$ となる。$p, q$ の値を求めよ。

代数学二次関数放物線平行移動
2025/5/2

1. 問題の内容

(1) 放物線 y=3x2+6x+2y = 3x^2 + 6x + 2xx 軸方向に 22, yy 軸方向に 1-1 だけ平行移動した放物線の方程式を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c と表すとき、a,b,ca, b, c の値を求めよ。
(2) 2次関数 y=3x2+6x+1y = 3x^2 + 6x + 1 のグラフを xx 軸方向に pp, yy 軸方向に qq だけ平行移動すると、y=3x242x+156y = 3x^2 - 42x + 156 となる。p,qp, q の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
放物線 y=3x2+6x+2y = 3x^2 + 6x + 2xx 軸方向に 22, yy 軸方向に 1-1 だけ平行移動した放物線の方程式は、
y(1)=3(x2)2+6(x2)+2y - (-1) = 3(x-2)^2 + 6(x-2) + 2
y+1=3(x24x+4)+6x12+2y + 1 = 3(x^2 - 4x + 4) + 6x - 12 + 2
y+1=3x212x+12+6x10y + 1 = 3x^2 - 12x + 12 + 6x - 10
y=3x26x+1y = 3x^2 - 6x + 1
したがって、a=3a = 3, b=6b = -6, c=1c = 1
(2)
y=3x2+6x+1y = 3x^2 + 6x + 1xx 軸方向に pp, yy 軸方向に qq だけ平行移動した放物線の方程式は、
yq=3(xp)2+6(xp)+1y - q = 3(x-p)^2 + 6(x-p) + 1
y=3(x22px+p2)+6x6p+1+qy = 3(x^2 - 2px + p^2) + 6x - 6p + 1 + q
y=3x26px+3p2+6x6p+1+qy = 3x^2 - 6px + 3p^2 + 6x - 6p + 1 + q
y=3x2+(66p)x+3p26p+1+qy = 3x^2 + (6 - 6p)x + 3p^2 - 6p + 1 + q
これが y=3x242x+156y = 3x^2 - 42x + 156 と一致するので、
66p=426 - 6p = -42
3p26p+1+q=1563p^2 - 6p + 1 + q = 156
最初の式から 6p=486p = 48, よって p=8p = 8
これを2番目の式に代入すると、
3(82)6(8)+1+q=1563(8^2) - 6(8) + 1 + q = 156
19248+1+q=156192 - 48 + 1 + q = 156
145+q=156145 + q = 156
q=11q = 11
したがって、p=8p = 8, q=11q = 11

3. 最終的な答え

(1) a=3a = 3, b=6b = -6, c=1c = 1
(2) p=8p = 8, q=11q = 11

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