与えられた式 $\frac{1}{1 + \sqrt{2} - \sqrt{3}}$ を有理化して簡単にします。

代数学式の有理化根号計算
2025/5/2

1. 問題の内容

与えられた式 11+23\frac{1}{1 + \sqrt{2} - \sqrt{3}} を有理化して簡単にします。

2. 解き方の手順

まず、分母を (1+2)3(1 + \sqrt{2}) - \sqrt{3} と見て、(1+2)+3(1 + \sqrt{2}) + \sqrt{3} を分子と分母に掛けます。
すると、
11+23=(1+2)+3((1+2)3)((1+2)+3)=1+2+3(1+2)2(3)2\frac{1}{1 + \sqrt{2} - \sqrt{3}} = \frac{(1 + \sqrt{2}) + \sqrt{3}}{((1 + \sqrt{2}) - \sqrt{3})((1 + \sqrt{2}) + \sqrt{3})} = \frac{1 + \sqrt{2} + \sqrt{3}}{(1 + \sqrt{2})^2 - (\sqrt{3})^2}
次に、分母を計算します。
(1+2)2=1+22+2=3+22(1 + \sqrt{2})^2 = 1 + 2\sqrt{2} + 2 = 3 + 2\sqrt{2}.
したがって、
(1+2)2(3)2=(3+22)3=22(1 + \sqrt{2})^2 - (\sqrt{3})^2 = (3 + 2\sqrt{2}) - 3 = 2\sqrt{2}.
よって、
1+2+322\frac{1 + \sqrt{2} + \sqrt{3}}{2\sqrt{2}}
次に、2\sqrt{2} を分子と分母に掛けて分母を有理化します。
1+2+322=(1+2+3)2222=2+2+64\frac{1 + \sqrt{2} + \sqrt{3}}{2\sqrt{2}} = \frac{(1 + \sqrt{2} + \sqrt{3})\sqrt{2}}{2\sqrt{2}\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2} + 2 + \sqrt{6}}{4}

3. 最終的な答え

2+2+64\frac{2 + \sqrt{2} + \sqrt{6}}{4}

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