複素数平面上に原点O、点Aを$1+\sqrt{3}i$とする。点$z$を直線OAに関して対称移動した点を$w$とするとき、$w$を$z$を用いて表す。
2025/5/3
1. 問題の内容
複素数平面上に原点O、点Aをとする。点を直線OAに関して対称移動した点をとするとき、をを用いて表す。
2. 解き方の手順
まず、点Aを表す複素数を極形式で表すと、
となる。
したがって、線分OAと実軸のなす角はである。
点zを直線OAに関して対称移動した点をwとすると、の偏角は、直線OAとなす角が等しいので、となる。
したがって、となる。
また、 である。
したがって、は絶対値が1で、偏角がの複素数となる。
ここで、 は、 を実軸に対して対称移動した点を表す。
したがって、の偏角はで、絶対値は1である。
の偏角はである。
点を原点を中心に回転させると、複素数で表される点に移る。
この点を実軸に関して対称移動すると、複素数で表される点に移る。
この点を原点を中心に回転させると、複素数で表される点に移る。
これが点である。
したがって、