円 $x^2 + y^2 = 1$ と次の3つの直線について、それぞれの共有点の個数を求めます。 (1) $x + y = 1$ (2) $x - y = \sqrt{2}$ (3) $2x - y + 5 = 0$

幾何学直線共有点距離
2025/5/3

1. 問題の内容

x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 と次の3つの直線について、それぞれの共有点の個数を求めます。
(1) x+y=1x + y = 1
(2) xy=2x - y = \sqrt{2}
(3) 2xy+5=02x - y + 5 = 0

2. 解き方の手順

円と直線の共有点の個数を求めるには、円の中心と直線との距離 dd を計算し、円の半径 rr と比較します。
- d<rd < r ならば、共有点は2個
- d=rd = r ならば、共有点は1個
- d>rd > r ならば、共有点は0個
x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 の中心は (0,0)(0, 0) であり、半径は r=1r = 1 です。
(x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 との距離 dd は次の式で求められます。
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
(1) 直線 x+y=1x + y = 1、つまり x+y1=0x + y - 1 = 0 と点 (0,0)(0, 0) の距離 d1d_1 は、
d1=10+10112+12=12=12=22d_1 = \frac{|1\cdot 0 + 1\cdot 0 - 1|}{\sqrt{1^2 + 1^2}} = \frac{|-1|}{\sqrt{2}} = \frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2}
d1=22<1=rd_1 = \frac{\sqrt{2}}{2} < 1 = r なので、共有点は2個です。
(2) 直線 xy=2x - y = \sqrt{2}、つまり xy2=0x - y - \sqrt{2} = 0 と点 (0,0)(0, 0) の距離 d2d_2 は、
d2=1010212+(1)2=22=22=1d_2 = \frac{|1\cdot 0 - 1\cdot 0 - \sqrt{2}|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{|-\sqrt{2}|}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{2}} = 1
d2=1=rd_2 = 1 = r なので、共有点は1個です。
(3) 直線 2xy+5=02x - y + 5 = 0 と点 (0,0)(0, 0) の距離 d3d_3 は、
d3=2010+522+(1)2=55=55=5d_3 = \frac{|2\cdot 0 - 1\cdot 0 + 5|}{\sqrt{2^2 + (-1)^2}} = \frac{|5|}{\sqrt{5}} = \frac{5}{\sqrt{5}} = \sqrt{5}
d3=5>1=rd_3 = \sqrt{5} > 1 = r なので、共有点は0個です。

3. 最終的な答え

(1) 2個
(2) 1個
(3) 0個

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