(1) $a > 0$, $b > 0$ とする。 $(a + \frac{1}{b})(b + \frac{9}{a})$ が $ab = \boxed{ア}$ のとき最小となり、その最小値は $\boxed{イ}$ である。 (2) $x > 1$ のとき、$x + \frac{2}{x-1}$ の最小値を求めよ。

代数学不等式相加相乗平均最小値数式展開
2025/5/3

1. 問題の内容

(1) a>0a > 0, b>0b > 0 とする。 (a+1b)(b+9a)(a + \frac{1}{b})(b + \frac{9}{a})ab=ab = \boxed{ア} のとき最小となり、その最小値は \boxed{イ} である。
(2) x>1x > 1 のとき、x+2x1x + \frac{2}{x-1} の最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
まず、式を展開する。
(a+1b)(b+9a)=ab+9+1+9ab=ab+9ab+10(a + \frac{1}{b})(b + \frac{9}{a}) = ab + 9 + 1 + \frac{9}{ab} = ab + \frac{9}{ab} + 10
相加平均・相乗平均の関係より、ab>0ab > 0 なので、
ab+9ab2ab9ab=29=6ab + \frac{9}{ab} \ge 2\sqrt{ab \cdot \frac{9}{ab}} = 2\sqrt{9} = 6
したがって、
ab+9ab+106+10=16ab + \frac{9}{ab} + 10 \ge 6 + 10 = 16
最小値をとるのは ab=9abab = \frac{9}{ab} のとき、つまり ab=3ab = 3 のときである。
(2)
x>1x > 1 より、x1>0x - 1 > 0 である。
x+2x1=(x1)+2x1+1x + \frac{2}{x-1} = (x - 1) + \frac{2}{x-1} + 1
相加平均・相乗平均の関係より、
(x1)+2x12(x1)2x1=22(x - 1) + \frac{2}{x-1} \ge 2\sqrt{(x-1) \cdot \frac{2}{x-1}} = 2\sqrt{2}
したがって、
x+2x122+1x + \frac{2}{x-1} \ge 2\sqrt{2} + 1
最小値をとるのは x1=2x1x - 1 = \frac{2}{x-1} のとき、つまり (x1)2=2(x-1)^2 = 2x1=2x - 1 = \sqrt{2}x=1+2x = 1 + \sqrt{2} のときである。

3. 最終的な答え

(1)
ab=3ab = 3 のとき最小となり、その最小値は 16 である。
(2)
最小値は 1+221 + 2\sqrt{2} である。

「代数学」の関連問題

与えられた関数 $f(x) = 4^x + 4^{-x} + 2^{x+2} + 2^{-x+2} - 3$ について、以下の問いに答える。 (1) $t = 2^x + 2^{-x}$ とおくとき、...

関数の最小値二次関数指数関数方程式の解の個数
2025/5/5

関数 $f(x) = 4^x + 4^{-x} + 2^{x+2} + 2^{-x+2} - 3$ の最小値 $m$ と、最小値をとるときの $x$ の値を求める。

指数関数最小値相加相乗平均二次関数数式変形
2025/5/5

与えられた式 $(x-3)^2(x+3)^2$ を展開せよ。

展開因数分解多項式
2025/5/5

与えられた連立不等式を解く問題です。連立不等式は以下の通りです。 $\begin{cases} 4-3x < 2x+1 \leq x+6 \\ 2\sqrt{(x-3)^2} \geq x-1 \en...

連立不等式絶対値不等式場合分け
2025/5/5

2次方程式 $2x^2 - 6x + 7 = 0$ の解を求め、指定された形式 $x = \frac{\boxed{エ} \pm \sqrt{\boxed{オ}} i}{\boxed{カ}}$ で答え...

二次方程式解の公式複素数
2025/5/5

2次方程式 $x^2 = -4$ の解を求める問題です。

二次方程式複素数解の公式
2025/5/5

与えられた選択肢の中から、問題を解くというよりは、複素数に関する知識を問う問題に見えます。しかし、具体的な問題文や式が与えられていないため、ここでは一般的な複素数の知識に基づいて解答します。選択肢は以...

複素数虚数平方根方程式
2025/5/5

$\frac{\sqrt{12}}{\sqrt{-3}}$ の値を求める問題です。

複素数平方根虚数単位計算
2025/5/5

$\sqrt{-2}\sqrt{-3}$ の値を求める問題です。選択肢として、$\sqrt{6}$、$-\sqrt{6}$、$\sqrt{6}i$、$-\sqrt{6}i$ が与えられています。

複素数平方根計算
2025/5/5

複素数 $\frac{2i}{3-i}$ を $a+bi$ ( $a$, $b$ は実数) の形で表したとき、問題の形式 $-\frac{ケ}{コ} + \frac{サ}{シ}i$ に当てはまるように...

複素数複素数の計算共役複素数
2025/5/5