一辺の長さが6である立方体について、以下の問題を解く。 (1) 線分BC, BGの長さを求め、BCとBGのなす角$\theta$を求め、内積$\vec{BC} \cdot \vec{BG}$を求める。 (2) 線分BG, CFの長さを求め、BGとCFのなす角$\theta$を求め、内積$\vec{BG} \cdot \vec{CF}$を求める。 ただし、なす角は始点を合わせたときの角度とする。

幾何学空間ベクトル立方体内積三平方の定理ベクトルの角度
2025/5/3

1. 問題の内容

一辺の長さが6である立方体について、以下の問題を解く。
(1) 線分BC, BGの長さを求め、BCとBGのなす角θ\thetaを求め、内積BCBG\vec{BC} \cdot \vec{BG}を求める。
(2) 線分BG, CFの長さを求め、BGとCFのなす角θ\thetaを求め、内積BGCF\vec{BG} \cdot \vec{CF}を求める。
ただし、なす角は始点を合わせたときの角度とする。

2. 解き方の手順

(1)
① 線分BCの長さは立方体の一辺の長さなので、6である。線分BGの長さは、直角三角形BCGの斜辺の長さなので、三平方の定理より、
BG=BC2+CG2=62+62=72=62BG = \sqrt{BC^2 + CG^2} = \sqrt{6^2 + 6^2} = \sqrt{72} = 6\sqrt{2}
BC\vec{BC}BG\vec{BG}のなす角θ\thetaについて、
BCBG=BCBGcosθ\vec{BC} \cdot \vec{BG} = |\vec{BC}| |\vec{BG}| \cos{\theta}
であるから、cosθ=BCBGBCBG\cos{\theta} = \frac{\vec{BC} \cdot \vec{BG}}{|\vec{BC}| |\vec{BG}|}
BCBG=BC×BC=6×6=36\vec{BC} \cdot \vec{BG} = BC \times BC = 6 \times 6 = 36
BC=6|\vec{BC}| = 6
BG=62|\vec{BG}| = 6\sqrt{2}
cosθ=366×62=12\cos{\theta} = \frac{36}{6 \times 6\sqrt{2}} = \frac{1}{\sqrt{2}}
θ=π4\theta = \frac{\pi}{4} (45度)
BCBG=BCBGcosθ=6×62×12=36\vec{BC} \cdot \vec{BG} = |\vec{BC}| |\vec{BG}| \cos{\theta} = 6 \times 6\sqrt{2} \times \frac{1}{\sqrt{2}} = 36
(2)
① 線分BGの長さは、(1)より626\sqrt{2}である。線分CFの長さは立方体の一辺の長さなので、6である。
BG\vec{BG}CF\vec{CF}のなす角を求めるために、始点を合わせる。CF\vec{CF}BA\vec{BA}に平行移動する。BG\vec{BG}BA\vec{BA}のなす角をθ\thetaとすると、
BG=BC+CG\vec{BG} = \vec{BC} + \vec{CG}
BA\vec{BA}BC\vec{BC}, BA\vec{BA}CG\vec{CG}は垂直なので、BABG=0\vec{BA} \cdot \vec{BG} = 0である。
よってθ=90\theta=90度。
BGCF=BGCFcosθ=62×6×cos90=62×6×0=0\vec{BG} \cdot \vec{CF} = |\vec{BG}| |\vec{CF}| \cos{\theta} = 6\sqrt{2} \times 6 \times \cos{90^\circ} = 6\sqrt{2} \times 6 \times 0 = 0

3. 最終的な答え

(1)
BC=6,BG=62BC=6, BG=6\sqrt{2}
θ=45\theta=45^\circ
BCBG=36\vec{BC} \cdot \vec{BG} = 36
(2)
BG=62,CF=6BG=6\sqrt{2}, CF=6
θ=90\theta=90^\circ
BGCF=0\vec{BG} \cdot \vec{CF} = 0

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