9個のリンゴをA, B, Cの3人に、少なくとも1個はもらえるように分ける方法は何通りあるか求める問題です。

離散数学組み合わせ重複組み合わせ場合の数
2025/5/4

1. 問題の内容

9個のリンゴをA, B, Cの3人に、少なくとも1個はもらえるように分ける方法は何通りあるか求める問題です。

2. 解き方の手順

この問題は、重複組み合わせの問題として考えることができます。
まず、A, B, Cにそれぞれ1個ずつリンゴを配ります。
すると、残りのリンゴは93=69 - 3 = 6個となります。
この6個のリンゴを、A, B, Cの3人に自由に分配する方法の数を求めます。
これは、6個の同じもの(リンゴ)を3つの異なる箱(A, B, C)に入れる方法の数と同じです。
重複組み合わせの公式を使うと、
nHr=n+r1Cr_{n}H_{r} = {}_{n+r-1}C_{r}
となります。
ここで、n=3n = 3 (A, B, Cの3人) であり、r=6r = 6 (残りのリンゴの数) です。
したがって、求める場合の数は、
3H6=3+61C6=8C6=8C2_{3}H_{6} = {}_{3+6-1}C_{6} = {}_8C_{6} = {}_8C_{2}
となります。
組み合わせの計算は、
8C2=8!2!(82)!=8!2!6!=8×72×1=28{}_8C_2 = \frac{8!}{2!(8-2)!} = \frac{8!}{2!6!} = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28
となります。

3. 最終的な答え

28通り

「離散数学」の関連問題

右の図のような道がある町で、PからQまで遠回りをしないで行く場合の道順の総数を、次のそれぞれの場合について求めます。 (1) Rを通って行く。 (2) ×印の箇所を通らないで行く。 (3) Rを通り、...

組み合わせ道順場合の数順列
2025/7/31

ある地域の道路が格子状に描かれた図が与えられています。交差点Aから交差点Bまで、遠回りをせずに最短経路で行く道順が何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ最短経路格子状の道
2025/7/31

8個の数字 1, 1, 1, 2, 2, 2, 3, 3 をすべて使って8桁の整数を作るとき、何個の整数が作れるか。

順列組み合わせ重複順列
2025/7/31

与えられた集合や条件に関する問題です。 (1) 集合 $\{x | -1 \le x < 4, x \text{は整数}\}$ を要素を書き並べて表す。 (2) 集合 $A = \{2n | n \t...

集合部分集合補集合倍数集合の要素
2025/7/31

右の図のような道のある町で、PからQまで行くときの最短経路について、以下の3つの場合についてその経路数を求めます。 (1) Rを通って行く。 (2) ×印の箇所は通らないで行く。 (3) Rを通り、×...

最短経路組み合わせ順列格子状の道
2025/7/31

図のような道のある町で、PからQまで最短経路で移動する場合の数を求める問題です。 (1) Rを通る場合、(2) ×印の箇所を通らない場合、(3) Rを通り、×印の箇所を通らない場合の3つの場合について...

組み合わせ最短経路場合の数
2025/7/31

図のような道のある町で、PからQまで最短経路で行く場合の数を、以下の条件でそれぞれ求める問題です。 (1) Rを通って行く。 (2) ×印の箇所は通らないで行く。 (3) Rを通り、×印の箇所は通らな...

組み合わせ最短経路場合の数
2025/7/31

6本の縦線を持つあみだくじで、置換$(1, 6)$を実現するものを考える。このとき、必要な横線の最小本数を求める。

置換あみだくじ組合せ論グラフ理論
2025/7/31

4人の専門学校生(A~D)と2人の大学生(E, F)の合計6人が、午前、午後、夜間の3つの時間帯に分かれてアルバイトをする。各時間帯には少なくとも1人が割り当てられ、専門学校生と大学生が同じ時間帯にな...

組み合わせ場合の数シフト割り当て条件付き
2025/7/31

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$、部分集合 $A = \{1, 2, 3, 4\}$、$B = \{2, 4, 6\}$が与えられている。また、$n(A) = 4$、$n...

集合要素数補集合共通部分和集合
2025/7/31