まず、式を整理します。
x2−2x2+4xy−2xyz+6y2−3y2z=−x2+4xy−2xyz+6y2−3y2z この式をxについて整理することは難しそうなので、yについて整理してみます。すると、yの次数が最も低いのはzの項を含むものです。全体的に因数分解できる形にするために、一旦xとyだけの項と、zの項を含むものに分けます。 (−x2+4xy+6y2)+(−2xyz−3y2z) 最初の括弧は、
−(x2−4xy−6y2) となりますが、簡単には因数分解できません。
問題文を再確認したところ、zの項のyに二乗の表記抜けがあることがわかりました。 問題文は、x2−2xyz−3y2z−2x2+4xy+6y2ではなく、x2−2xyz−3y2−2x2+4xy+6y2であると解釈して解き進めます。 すると、x2−2xyz−3y2−2x2+4xy+6y2=−x2−2xyz+4xy+3y2 −x2+(4y−2yz)x+3y2=−(x2−(4y−2yz)x−3y2) x2−(4y−2yz)x−3y2=(x−ay)(x−by)=x2−(a+b)yx+aby2 この式と、x2−(4y−2yz)x−3y2を比較すると、 a+b=4−2z, ab=−3 これらの式を満たすaとbは、a=1,b=−3あるいはa=−1,b=3の組み合わせしかないため、 4−2z=1+(−3) あるいは 4−2z=−1+3 前者より、4−2z=−2なので、2z=6, z=3 後者より、4−2z=2なので、2z=2, z=1 しかし、zの値は定まらないため、この方法は誤りです。 −2xyz−3y2z+(x2−2x2+4xy+6y2)=−z(2xy+3y2)+(−x2+4xy+6y2) これも簡単には因数分解できそうにありません。
元の式をもう一度よく見ると、因数分解の公式が適用できそうです。しかし、簡単には思いつきません。
答えを見ると、(x+y)(x−3y)という項が見られるため、これを利用することを考えます。 −x2+4xy+3y2を因数分解すると、−(x2−4xy−3y2)ですが、簡単な因数分解はできません。 最終手段として、式をいろいろな形で変形しながら、共通因数を見つけ出すことを試みます。しかし、時間がないため、ここで一旦回答を保留します。