放物線 $y=f(x)$ は放物線 $y=x^2$ を平行移動したもので、頂点は直線 $y=2x+1$ 上にある。 (1) 放物線 $y=f(x)$ の頂点の $x$ 座標を $p$ とおくと、頂点が直線 $y=2x+1$ 上にあるから、$f(x)$ を $p$ を用いて表す。 (2) 放物線 $y=f(x)$ が $x$ 軸と異なる 2 点で交わり、その 2 点間の距離が 6 のとき、$f(x)$ を求める。 (3) (1)の $p$ において、$-1 \leq x \leq 1$ における 2 次関数 $f(x)$ の最小値が 1 のとき、$p$ の値を求める。
2025/5/4
1. 問題の内容
放物線 は放物線 を平行移動したもので、頂点は直線 上にある。
(1) 放物線 の頂点の 座標を とおくと、頂点が直線 上にあるから、 を を用いて表す。
(2) 放物線 が 軸と異なる 2 点で交わり、その 2 点間の距離が 6 のとき、 を求める。
(3) (1)の において、 における 2 次関数 の最小値が 1 のとき、 の値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
頂点の 座標が であるとき、 上にあるので、頂点の 座標は となる。
したがって、 は、
と表される。
(2)
が 軸と異なる 2 点で交わるためには、判別式 である必要がある。
となる を求めると、
軸との交点の距離が 6 であるから、
よって、
(3)
であり、 における最小値が 1 である。
より、
であるから、軸 の位置によって場合分けする。
(i) のとき、最小値は
より、
(ii) のとき、最小値は
(iii) のとき、最小値は
となり、実数解を持たない。
よって、 または
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) または