(1) 円 $C_1: x^2 + y^2 - 6x - 4y + 9 = 0$ と点 $(-2, 2)$ を中心とする円 $C_2$ が外接している。円 $C_2$ の方程式を求めよ。 (2) 2つの円 $x^2 + y^2 = r^2$ ($r > 0$)と $x^2 + y^2 - 8x - 4y + 15 = 0$ が共有点をもつような $r$ の値の範囲を求めよ。

幾何学方程式外接共有点半径中心
2025/5/4

1. 問題の内容

(1) 円 C1:x2+y26x4y+9=0C_1: x^2 + y^2 - 6x - 4y + 9 = 0 と点 (2,2)(-2, 2) を中心とする円 C2C_2 が外接している。円 C2C_2 の方程式を求めよ。
(2) 2つの円 x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 (r>0r > 0)と x2+y28x4y+15=0x^2 + y^2 - 8x - 4y + 15 = 0 が共有点をもつような rr の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 円 C1C_1 の方程式を平方完成して、中心と半径を求める。
x26x+y24y+9=0x^2 - 6x + y^2 - 4y + 9 = 0
(x3)29+(y2)24+9=0(x - 3)^2 - 9 + (y - 2)^2 - 4 + 9 = 0
(x3)2+(y2)2=4(x - 3)^2 + (y - 2)^2 = 4
よって、円 C1C_1 の中心は (3,2)(3, 2)、半径は 22 である。
C2C_2 の中心は (2,2)(-2, 2) である。
2つの円が外接しているので、中心間の距離は半径の和に等しい。
C2C_2 の半径を RR とすると、
(3(2))2+(22)2=2+R\sqrt{(3 - (-2))^2 + (2 - 2)^2} = 2 + R
52+02=2+R\sqrt{5^2 + 0^2} = 2 + R
5=2+R5 = 2 + R
R=3R = 3
C2C_2 の方程式は、中心 (2,2)(-2, 2)、半径 33 なので、
(x+2)2+(y2)2=32(x + 2)^2 + (y - 2)^2 = 3^2
(x+2)2+(y2)2=9(x + 2)^2 + (y - 2)^2 = 9
(2) 円 x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 の中心は (0,0)(0, 0)、半径は rr である。
x2+y28x4y+15=0x^2 + y^2 - 8x - 4y + 15 = 0 の方程式を平方完成して、中心と半径を求める。
x28x+y24y+15=0x^2 - 8x + y^2 - 4y + 15 = 0
(x4)216+(y2)24+15=0(x - 4)^2 - 16 + (y - 2)^2 - 4 + 15 = 0
(x4)2+(y2)2=5(x - 4)^2 + (y - 2)^2 = 5
よって、中心は (4,2)(4, 2)、半径は 5\sqrt{5} である。
2つの円が共有点を持つ条件は、中心間の距離が半径の和と差の間にあることである。
中心間の距離 ddd=(40)2+(20)2=16+4=20=25d = \sqrt{(4 - 0)^2 + (2 - 0)^2} = \sqrt{16 + 4} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5} である。
半径の和は r+5r + \sqrt{5} であり、半径の差の絶対値は r5|r - \sqrt{5}| である。
したがって、r525r+5|r - \sqrt{5}| \le 2\sqrt{5} \le r + \sqrt{5}
r525r - \sqrt{5} \le 2\sqrt{5} かつ r+525-r + \sqrt{5} \le 2\sqrt{5} より、r35r \le 3\sqrt{5} かつ r5r \ge -\sqrt{5}。ただし、r>0r > 0 より、0<r350 < r \le 3\sqrt{5}
25r+52\sqrt{5} \le r + \sqrt{5} より、 r5r \ge \sqrt{5}
したがって、5r35\sqrt{5} \le r \le 3\sqrt{5}

3. 最終的な答え

(1) (x+2)2+(y2)2=9(x + 2)^2 + (y - 2)^2 = 9
(2) 5r35\sqrt{5} \le r \le 3\sqrt{5}

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