点A(0, 0)と点B(5, 0)からの距離の比が2:3である点Pの軌跡を求める問題です。

幾何学軌跡座標
2025/5/4

1. 問題の内容

点A(0, 0)と点B(5, 0)からの距離の比が2:3である点Pの軌跡を求める問題です。

2. 解き方の手順

点Pの座標を(x, y)とします。
点A(0, 0)と点B(5, 0)からの距離の比が2:3であることから、
AP : BP = 2 : 3
が成り立ちます。これは、
3AP = 2BP
と書き換えることができます。
APとBPをそれぞれ座標で表すと、
AP=(x0)2+(y0)2=x2+y2AP = \sqrt{(x - 0)^2 + (y - 0)^2} = \sqrt{x^2 + y^2}
BP=(x5)2+(y0)2=(x5)2+y2BP = \sqrt{(x - 5)^2 + (y - 0)^2} = \sqrt{(x - 5)^2 + y^2}
となります。
これらを3AP = 2BPに代入すると、
3x2+y2=2(x5)2+y23\sqrt{x^2 + y^2} = 2\sqrt{(x - 5)^2 + y^2}
となります。両辺を2乗すると、
9(x2+y2)=4((x5)2+y2)9(x^2 + y^2) = 4((x - 5)^2 + y^2)
9x2+9y2=4(x210x+25+y2)9x^2 + 9y^2 = 4(x^2 - 10x + 25 + y^2)
9x2+9y2=4x240x+100+4y29x^2 + 9y^2 = 4x^2 - 40x + 100 + 4y^2
5x2+40x+5y2=1005x^2 + 40x + 5y^2 = 100
x2+8x+y2=20x^2 + 8x + y^2 = 20
(x+4)216+y2=20(x + 4)^2 - 16 + y^2 = 20
(x+4)2+y2=36(x + 4)^2 + y^2 = 36
これは、中心が(-4, 0)、半径が6の円の方程式です。

3. 最終的な答え

求める軌跡は、中心が(-4, 0)、半径が6の円です。
(x+4)2+y2=36(x + 4)^2 + y^2 = 36

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