等比数列をなす3つの実数があり、それらの和が19、積が216である。この3つの実数を求める。

代数学等比数列方程式二次方程式因数分解数列
2025/5/4

1. 問題の内容

等比数列をなす3つの実数があり、それらの和が19、積が216である。この3つの実数を求める。

2. 解き方の手順

3つの実数を a/r,a,ara/r, a, ar とおく。(rr は公比、aaは真ん中の数)
これらの和と積について、以下の式が成り立つ。
a/r+a+ar=19a/r + a + ar = 19
(a/r)aar=216(a/r) \cdot a \cdot ar = 216
積の式から a3=216a^3 = 216 となる。
したがって、a=2163=6a = \sqrt[3]{216} = 6 である。
a=6a = 6 を和の式に代入すると、
6/r+6+6r=196/r + 6 + 6r = 19
6/r+6r=136/r + 6r = 13
両辺に rr を掛けると、
6+6r2=13r6 + 6r^2 = 13r
6r213r+6=06r^2 - 13r + 6 = 0
この2次方程式を解く。
(2r3)(3r2)=0(2r - 3)(3r - 2) = 0
r=3/2r = 3/2 または r=2/3r = 2/3
(i) r=3/2r = 3/2 のとき、3つの実数は
a/r=6/(3/2)=6(2/3)=4a/r = 6/(3/2) = 6 \cdot (2/3) = 4
a=6a = 6
ar=6(3/2)=9ar = 6 \cdot (3/2) = 9
したがって、3つの実数は 4,6,94, 6, 9
(ii) r=2/3r = 2/3 のとき、3つの実数は
a/r=6/(2/3)=6(3/2)=9a/r = 6/(2/3) = 6 \cdot (3/2) = 9
a=6a = 6
ar=6(2/3)=4ar = 6 \cdot (2/3) = 4
したがって、3つの実数は 9,6,49, 6, 4
どちらの場合も同じ3つの数になるので、4,6,94, 6, 9 が答えである。

3. 最終的な答え

4, 6, 9

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