問題9は円順列の問題で、4人または6人が輪を作るときの並び方の数を求めます。問題10は組み合わせ(Combination)の計算で、与えられた $nCr$ の値を求めます。

離散数学組み合わせ円順列順列組合せ
2025/5/5

1. 問題の内容

問題9は円順列の問題で、4人または6人が輪を作るときの並び方の数を求めます。問題10は組み合わせ(Combination)の計算で、与えられた nCrnCr の値を求めます。

2. 解き方の手順

問題9:
(1) 4人が輪を作るときの並び方は、円順列の考え方を使います。4人を一列に並べる並び方は4!通りですが、輪になっているので、回転して同じになるものを除きます。そのため、(41)!(4-1)!で計算します。
(2) 6人が輪を作るときの並び方も同様に、(61)!(6-1)!で計算します。
問題10:
nCr=n!r!(nr)!nCr = \frac{n!}{r!(n-r)!} の公式を使って計算します。
(1) 6C3=6!3!(63)!6C3 = \frac{6!}{3!(6-3)!}
(2) 8C4=8!4!(84)!8C4 = \frac{8!}{4!(8-4)!}
(3) 10C2=10!2!(102)!10C2 = \frac{10!}{2!(10-2)!}
(4) 5C0=5!0!(50)!5C0 = \frac{5!}{0!(5-0)!}
(5) 10C10=10!10!(1010)!10C10 = \frac{10!}{10!(10-10)!}
(6) 15C13=15!13!(1513)!15C13 = \frac{15!}{13!(15-13)!}
問題9:
(1) (41)!=3!=3×2×1=6(4-1)! = 3! = 3 \times 2 \times 1 = 6
(2) (61)!=5!=5×4×3×2×1=120(6-1)! = 5! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120
問題10:
(1) 6C3=6×5×43×2×1=206C3 = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
(2) 8C4=8×7×6×54×3×2×1=708C4 = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 70
(3) 10C2=10×92×1=4510C2 = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45
(4) 5C0=15C0 = 1 (nC0=1nC0 = 1 は自明)
(5) 10C10=110C10 = 1 (nCn=1nCn = 1 は自明)
(6) 15C13=15C2=15×142×1=10515C13 = 15C2 = \frac{15 \times 14}{2 \times 1} = 105

3. 最終的な答え

問題9:
(1) 6通り
(2) 120通り
問題10:
(1) 20
(2) 70
(3) 45
(4) 1
(5) 1
(6) 105

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