初項が-200、公差が3の等差数列 $\{a_n\}$ があります。初項から第 $n$ 項までの和を $S_n$ とします。 $S_n$ が初めて正になるときの $n$ の値と、そのときの $S_n$ の値を求めなさい。

代数学等差数列数列の和不等式
2025/5/5

1. 問題の内容

初項が-200、公差が3の等差数列 {an}\{a_n\} があります。初項から第 nn 項までの和を SnS_n とします。 SnS_n が初めて正になるときの nn の値と、そのときの SnS_n の値を求めなさい。

2. 解き方の手順

まず、等差数列の和の公式を思い出します。
Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2} (2a + (n-1)d)
ここで、aa は初項、dd は公差です。
この問題では、a=200a = -200d=3d = 3 なので、
Sn=n2(2(200)+(n1)3)S_n = \frac{n}{2} (2(-200) + (n-1)3)
Sn=n2(400+3n3)S_n = \frac{n}{2} (-400 + 3n - 3)
Sn=n2(3n403)S_n = \frac{n}{2} (3n - 403)
Sn>0S_n > 0 となる nn を求めます。
n2(3n403)>0\frac{n}{2} (3n - 403) > 0
n>0n > 0 であるから、3n403>03n - 403 > 0
3n>4033n > 403
n>4033134.33n > \frac{403}{3} \approx 134.33
nn は整数なので、SnS_n が初めて正になるのは n=135n = 135 のときです。
次に、n=135n = 135 のときの SnS_n の値を計算します。
S135=1352(3(135)403)S_{135} = \frac{135}{2} (3(135) - 403)
S135=1352(405403)S_{135} = \frac{135}{2} (405 - 403)
S135=1352(2)S_{135} = \frac{135}{2} (2)
S135=135S_{135} = 135

3. 最終的な答え

SnS_n が初めて正になるときの nn の値は 135 で、そのときの SnS_n の値は 135 です。

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