共通解を α とおく。すると、以下の2つの式が成り立つ。 2α2−aα−(2a+2)=0 ...(1) α2−(a+2)α+(a+7)=0 ...(2) 式(2)を2倍して、式(1)から引くと、以下の式が得られる。
2α2−aα−(2a+2)−2(α2−(a+2)α+(a+7))=0 2α2−aα−2a−2−2α2+2(a+2)α−2a−14=0 −aα−2a−2+2aα+4α−2a−14=0 (a+4)α−4a−16=0 (a+4)α=4a+16 (a+4)α=4(a+4) ...(3) ここで、a=−4 のとき、式(3)は 0=0 となり、α は任意の値をとる。 a=−4 を式(2)に代入すると、 α2−(−4+2)α+(−4+7)=0 α2+2α+3=0 α=2−2±4−12=2−2±−8=−1±i2 このとき、式(1)は
2α2−(−4)α−(2(−4)+2)=0 2α2+4α−(−8+2)=0 2α2+4α+6=0 α2+2α+3=0 となり、式(2)と同じになるので、共通解が2つ存在することになり、条件を満たさない。
したがって、a=−4 であるので、式(3)より、α=4 α=4 を式(2)に代入すると、 42−(a+2)4+(a+7)=0 16−4a−8+a+7=0 −3a+15=0 2x2−5x−(2(5)+2)=0 2x2−5x−12=0 (2x+3)(x−4)=0 x=−23,4 x2−(5+2)x+(5+7)=0 x2−7x+12=0 (x−3)(x−4)=0 共通解は x=4 のみ。したがって、条件を満たす。