この問題はチェバの定理とメネラウスの定理を使うことで解くことができます。
まず、チェバの定理を三角形ABCと点Fに適用します。チェバの定理より、
DBAD⋅CEBC⋅ACEA=1 が成り立ちます。
問題文より、AD:DB=2:3、AE:EC=5:4であるから、 DBAD=32、ACAE=95、ACEC=94、ECAE=45 となります。
チェバの定理にこれらの値を代入すると、
32⋅CEBC⋅95=1 CEBC=1027 BCCE=2710 次に、線分CDに注目し、三角形ADCに線分BEが交わっていると考えます。
このとき、メネラウスの定理より、
ECAE⋅BDCB⋅FADF=1 45⋅BDBC⋅FCDF=1 FCDF を求めるために、BDBCを求めます。BD=53AB なので、BDCB をABBDを用いて書き換えます。 ABBD=53なので、BDAB=35 ここで、BCとABの関係を求めることが困難なので、一旦別の方法を試します。 線分BEに着目し、三角形ABEに線分CDが交わっていると考えます。
このとき、メネラウスの定理より、
DBAD⋅CEBC⋅FAEF=1 ここで、式を簡単にするために、点Aを始点とする位置ベクトルを考えます。
a=OA,b=OB,c=OC とします。 このとき、d=53a+2b、e=94a+5c と表せます。 点Fは線分BE, CD上にあるので、s,tを用いて以下のように表せます。 f=(1−s)b+se=(1−t)c+td これを代入すると、
f=(1−s)b+s(94a+5c)=(1−t)c+t(53a+2b) f=94sa+(1−s)b+95sc=53ta+52tb+(1−t)c 係数を比較すると、
94s=53t 1−s=52t 95s=1−t これらの式を解くことで、sとtの値を求めます。 t=25(1−s)を94s=53tに代入して、 94s=53⋅25(1−s) 94s=23(1−s) 8s=27(1−s) 8s=27−27s s=3527 f=(1−t)c+td より、FCDF=t1−t 95s=1−t より、1−t=95⋅3527=73 t=1−73=74 FCDF=7473=43