図において、$\angle D$ の大きさを求める問題です。図には、線分ACの長さが6、線分BCの長さが$\sqrt{3}$、線分CDの長さが$3\sqrt{5}$、$\angle BAC=30^{\circ}$、$\angle ABC=120^{\circ}$であることが示されています。

幾何学三角形角度正弦定理ピタゴラスの定理三角比
2025/7/26

1. 問題の内容

図において、D\angle D の大きさを求める問題です。図には、線分ACの長さが6、線分BCの長さが3\sqrt{3}、線分CDの長さが353\sqrt{5}BAC=30\angle BAC=30^{\circ}ABC=120\angle ABC=120^{\circ}であることが示されています。

2. 解き方の手順

まず、ABC\triangle ABC において、ACB\angle ACB の大きさを求めます。三角形の内角の和は 180180^\circ であるから、
ACB=180BACABC=18030120=30\angle ACB = 180^\circ - \angle BAC - \angle ABC = 180^\circ - 30^\circ - 120^\circ = 30^\circ
したがって、ACB=30\angle ACB = 30^\circ であることがわかります。
次に、ABC\triangle ABCにおいて、BAC=ACB=30\angle BAC = \angle ACB = 30^{\circ}なので、ABC\triangle ABCは二等辺三角形であることがわかります。よって、AB=BC=3AB = BC = \sqrt{3}となります。
ここで、問題文にAB=6AB=6とあるので、これは問題文の誤りと考えられます。もしAB=6AB=6ならば、ACB\angle ACBは30度ではないので、三角形ABCは二等辺三角形ではありません。
ですが、もしこの問題の前提として、ACB=90\angle ACB = 90^{\circ}であるならば、BCD\triangle BCDが直角三角形になるので、D\angle Dが求められます。
BCD\triangle BCDについて、ピタゴラスの定理より、
BD2=BC2+CD2BD^2 = BC^2 + CD^2
BD=BC2+CD2=(3)2+(35)2=3+45=48=43BD = \sqrt{BC^2 + CD^2} = \sqrt{(\sqrt{3})^2 + (3\sqrt{5})^2} = \sqrt{3 + 45} = \sqrt{48} = 4\sqrt{3}
tan(D)=BCCD=335=135/3=1353\tan(\angle D) = \frac{BC}{CD} = \frac{\sqrt{3}}{3\sqrt{5}} = \frac{1}{3\sqrt{5/3}} = \frac{1}{3\sqrt{\frac{5}{3}}}
tan(D)=335=115\tan(\angle D) = \frac{\sqrt{3}}{3\sqrt{5}} = \frac{1}{\sqrt{15}}
しかし、問題文の通りACB\angle ACBが直角ではない場合、別の解法が必要になります。
ABC\triangle ABCに対して、正弦定理を用いると、
ABsin(ACB)=BCsin(BAC)=ACsin(ABC)\frac{AB}{\sin(\angle ACB)} = \frac{BC}{\sin(\angle BAC)} = \frac{AC}{\sin(\angle ABC)}
6sin(ACB)=3sin(30)=ACsin(120)\frac{6}{\sin(\angle ACB)} = \frac{\sqrt{3}}{\sin(30^{\circ})} = \frac{AC}{\sin(120^{\circ})}
sin(30)=12\sin(30^{\circ}) = \frac{1}{2}
sin(120)=32\sin(120^{\circ}) = \frac{\sqrt{3}}{2}
6sin(ACB)=31/2=23\frac{6}{\sin(\angle ACB)} = \frac{\sqrt{3}}{1/2} = 2\sqrt{3}
sin(ACB)=623=33=3\sin(\angle ACB) = \frac{6}{2\sqrt{3}} = \frac{3}{\sqrt{3}} = \sqrt{3}
しかし、sin(ACB)=3\sin(\angle ACB) = \sqrt{3}は、sin\sin関数の取りうる値の範囲を超えているので、これも矛盾しています。
問題文もしくは図に誤りがあると仮定して、ACB=90\angle ACB = 90^{\circ}であると仮定して解答します。このとき、BCD\triangle BCDは直角三角形となり、
tan(D)=335=115\tan{(\angle D)} = \frac{\sqrt{3}}{3\sqrt{5}} = \frac{1}{\sqrt{15}}
D=arctan11515.28\angle D = \arctan{\frac{1}{\sqrt{15}}} \approx 15.28^{\circ}

3. 最終的な答え

問題文に誤りがある可能性が高いですが、ACB=90\angle ACB=90^{\circ}と仮定すると、D=arctan(115)\angle D = \arctan(\frac{1}{\sqrt{15}}) となり、約 15.2815.28^{\circ} です。

「幾何学」の関連問題

平面上にベクトル $\vec{a}$, $\vec{b}$ があり、 $|\vec{a}| = |\vec{b}| = 2$, $|\vec{a} - \vec{b}| = 2\sqrt{3}$ を満...

ベクトル内積最大値最小値
2025/7/27

三角形OABにおいて、OA=2、OB=3、AB=4である。点Oから辺ABに下ろした垂線の足をHとする。$\vec{OA} = \vec{a}$、$\vec{OB} = \vec{b}$とおくとき、$\...

ベクトル三角形内積垂線ベクトルの分解
2025/7/27

半径5cmの円の2倍の面積を持つ円の半径を求める問題です。ただし、$ \sqrt{2} = 1.41 $として、小数第1位まで求める必要があります。

面積半径平方根計算
2025/7/27

問題は、2点 $(-3, 1)$ と $(2, 4)$ を通る直線の式を求める問題です。

直線傾き直線の方程式座標
2025/7/27

平行四辺形OABCがあり、点Aの座標が$(-2, 4)$、点Bの座標が$(6, 10)$である。このとき、点Cの座標を求め、平行四辺形OABCの面積を2等分する直線の傾きを求めよ。

座標平面平行四辺形面積中点傾き
2025/7/27

座標平面上に原点O、点A(-2, 4)、点B(6, 10)を頂点とする平行四辺形OABCがある。このとき、平行四辺形OABCの面積を2等分する直線の傾きを求めよ。

平行四辺形面積座標平面傾きベクトル
2025/7/27

直線 $l: y = 2x + 3$ 上に $y$ 座標が正である点 $P$ をとります。$P$ を通り $y$ 軸に平行な直線と $x$ 軸との交点を $Q$ とします。$PQ$ を 1 辺とする正...

座標直線正方形代数
2025/7/27

平行四辺形ABCDにおいて、以下の比を求める問題です。 (1) EがCDの中点のとき、BO:OF:FDを求める。 (2) AE:ED = 1:4のとき、AF:FO:OCを求める。

平行四辺形相似線分の比
2025/7/27

L字型のタイルが200枚ある。このタイルを隙間なく並べて最大の正方形を作るとき、タイルは全部で何枚必要か。

面積正方形タイル図形
2025/7/27

点 O(0,0,0), A(1,-1,2), B(1,1,2), C(-1,2,0) が与えられている。点 O から3点A, B, Cを含む平面に下ろした垂線の足 H の座標を求めよ。

空間ベクトル平面の方程式垂線の足内積
2025/7/27