与えられた図において、$\angle A$ の大きさを求める問題です。図には、三角形ABD, 三角形BCDがあります。三角形ABDにおいて、ADの長さは$6\sqrt{7}$、ABの長さは$3\sqrt{7}$であり、三角形BCDにおいて$\angle BDC = 30^\circ$、BCの長さは$7\sqrt{3}$、$\angle BCD = 60^\circ$とあります。

幾何学三角形角度余弦定理三角比
2025/7/26

1. 問題の内容

与えられた図において、A\angle A の大きさを求める問題です。図には、三角形ABD, 三角形BCDがあります。三角形ABDにおいて、ADの長さは676\sqrt{7}、ABの長さは373\sqrt{7}であり、三角形BCDにおいてBDC=30\angle BDC = 30^\circ、BCの長さは737\sqrt{3}BCD=60\angle BCD = 60^\circとあります。

2. 解き方の手順

まず、三角形BCDにおいて、DBC\angle DBCを求めます。三角形の内角の和は180°なので、
DBC=1803060=90\angle DBC = 180^\circ - 30^\circ - 60^\circ = 90^\circ
よって、三角形BCDは直角三角形です。
次に、三角形ABDにおいて、BDの長さを求めます。
三角形BCDにおいて、sin(BCD)=BDCD\sin(\angle BCD)=\frac{BD}{CD}
sin(60)=BDCD=32\sin(60^\circ)=\frac{BD}{CD}=\frac{\sqrt{3}}{2}
また、cos(BCD)=BCCD\cos(\angle BCD)=\frac{BC}{CD}
cos(60)=BCCD=12\cos(60^\circ)=\frac{BC}{CD}=\frac{1}{2}
よって、CD=2×BC=2×73=143CD = 2 \times BC = 2 \times 7\sqrt{3} = 14\sqrt{3}
したがって、BD=CD×32=143×32=14×32=21BD = CD \times \frac{\sqrt{3}}{2} = 14\sqrt{3} \times \frac{\sqrt{3}}{2} = 14 \times \frac{3}{2} = 21
三角形ABDにおいて、ABの長さは373\sqrt{7}、ADの長さは676\sqrt{7}、BDの長さは21とわかりました。
ここで、余弦定理を用いて、A\angle Aを求めます。
BD2=AB2+AD22×AB×AD×cos(A)BD^2 = AB^2 + AD^2 - 2 \times AB \times AD \times \cos(\angle A)
212=(37)2+(67)22×37×67×cos(A)21^2 = (3\sqrt{7})^2 + (6\sqrt{7})^2 - 2 \times 3\sqrt{7} \times 6\sqrt{7} \times \cos(\angle A)
441=63+252252×cos(A)441 = 63 + 252 - 252 \times \cos(\angle A)
441=315367×67×cos(A)441 = 315 - 36\sqrt{7}\times6\sqrt{7} \times \cos(\angle A)
441315=252cos(A)441 - 315 = -252 \cos(\angle A)
126=252cos(A)126 = -252 \cos(\angle A)
cos(A)=126252=12\cos(\angle A) = -\frac{126}{252} = -\frac{1}{2}
したがって、A=120\angle A = 120^\circ

3. 最終的な答え

A=120\angle A = 120^\circ

「幾何学」の関連問題

一辺の長さが $a$ の正四面体 OABC において、辺 BC の中点を M とし、$\angle OMA = \theta$ とする。また、頂点 O から平面 ABC に下ろした垂線の足を H とす...

正四面体空間図形体積表面積内接球外接球余弦定理
2025/7/27

線分ABが与えられたとき、以下の点を線分上に記入する問題です。 (1) 線分ABを4:1に内分する点P (2) 線分ABを3:2に外分する点Q (3) 線分ABを2:3に内分する点R (4) 線分AB...

線分内分点外分点
2025/7/27

2直線 $3x+4y=7$ と $12x-5y=7$ が作る鋭角の二等分線の方程式を求める問題です。

直線角度二等分線距離の公式
2025/7/27

$R^3$空間において、以下の平面の方程式を $x, y, z$ の1次式の形で求める。 (1) 3点 $A(1,4,2), B(3,-2,0), C(2,1,3)$ を通る平面 (2) 3点 $O(...

空間ベクトル平面の方程式線形代数
2025/7/27

問題は、図に示された三角形に関する面積比を求めるものです。具体的には、$\frac{\triangle PAB}{\triangle PAC}$, $\frac{\triangle PBC}{\tri...

三角形面積比図形
2025/7/27

$0^\circ < \theta < 180^\circ$ のとき、$\tan \theta = -\frac{1}{2}$ のときの $\cos \theta$ の値を求める。

三角関数三角比角度costan
2025/7/27

ベクトル $u = \begin{pmatrix} 2 \\ -3 \\ 4 \end{pmatrix}$, $v = \begin{pmatrix} 1 \\ 0 \\ -5 \end{pmatri...

ベクトル外積平行四辺形面積
2025/7/27

三角関数の問題で、$\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \theta$ のうち1つの値と $\theta$ がどの象限の角であるかが与えられたときに、残りの2つの値を...

三角関数三角比sincostan象限
2025/7/27

$\tan \theta = -\frac{1}{3}$ であり、$\frac{\pi}{2} < \theta < \pi$ であるとき、$\sin \theta$ と $\cos \theta$ ...

三角関数三角比角度サインコサインタンジェント象限
2025/7/27

(1) $0^\circ \le \theta \le 180^\circ$ かつ $\cos \theta = -\frac{\sqrt{5}}{3}$ のとき、$\sin \theta$ と $\...

三角比正弦定理余弦定理チェバの定理メネラウスの定理接線円周角の定理接弦定理内分点
2025/7/27