円に内接する四角形ABCDにおいて、辺AB, DCの延長の交点をP、辺BC, ADの延長の交点をQとする。$\angle P = 28^\circ$, $\angle Q = 54^\circ$, $AP = 16$, $PC = 7$, $AD = 8$であるとき、$x$と$y$の値を求めよ。

幾何学四角形方べきの定理角度長さ
2025/5/5
## 解答

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDにおいて、辺AB, DCの延長の交点をP、辺BC, ADの延長の交点をQとする。P=28\angle P = 28^\circ, Q=54\angle Q = 54^\circ, AP=16AP = 16, PC=7PC = 7, AD=8AD = 8であるとき、xxyyの値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 方べきの定理を利用する。
点Pについて、
PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD
16(16y)=7(7+x)16 \cdot (16-y) = 7 \cdot (7+x)
点Qについて、
QAQD=QCQBQA \cdot QD = QC \cdot QB
(8+x)8=y(y+7)(8+x) \cdot 8 = y \cdot (y+7)
よって、
16(16y)=7(7+x)16(16-y) = 7(7+x)
(8+x)8=y(y+7)(8+x)8 = y(y+7)
整理すると、
25616y=49+7x256 - 16y = 49 + 7x
64+8x=y2+7y64 + 8x = y^2 + 7y
さらに整理すると、
7x+16y=2077x + 16y = 207   (1)
y2+7y8x=64y^2 + 7y - 8x = 64   (2)
(2) (1)より、7x=20716y7x = 207 - 16y だから、x=(20716y)/7x = (207 - 16y)/7。これを(2)に代入する。
y2+7y8((20716y)/7)=64y^2 + 7y - 8((207 - 16y)/7) = 64
7y2+49y8(20716y)=4487y^2 + 49y - 8(207 - 16y) = 448
7y2+49y1656+128y=4487y^2 + 49y - 1656 + 128y = 448
7y2+177y2104=07y^2 + 177y - 2104 = 0
(7y+263)(y8)=0(7y + 263)(y - 8) = 0
y>0y > 0より、y=8y = 8
(3) y=8y=8を(1)に代入すると、
7x+16(8)=2077x + 16(8) = 207
7x+128=2077x + 128 = 207
7x=797x = 79
x=797x = \frac{79}{7}

3. 最終的な答え

x=797x = \frac{79}{7}
y=8y = 8

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