2次方程式 $x^2 - (k-1)x + k + 4 = 0$ の2つの解のうち、一方の解が他方の解の3倍より1大きいとき、定数 $k$ の値と2つの解を求めよ。ただし、$k > 0$ とする。

代数学二次方程式解と係数の関係方程式の解
2025/5/6

1. 問題の内容

2次方程式 x2(k1)x+k+4=0x^2 - (k-1)x + k + 4 = 0 の2つの解のうち、一方の解が他方の解の3倍より1大きいとき、定数 kk の値と2つの解を求めよ。ただし、k>0k > 0 とする。

2. 解き方の手順

まず、2つの解を α\alpha3α+13\alpha + 1 とおきます。
解と係数の関係より、
α+(3α+1)=k1\alpha + (3\alpha + 1) = k - 1
α(3α+1)=k+4\alpha(3\alpha + 1) = k + 4
上記の2つの式を整理すると、
4α+1=k14\alpha + 1 = k - 1
3α2+α=k+43\alpha^2 + \alpha = k + 4
一つ目の式から kkα\alpha で表すと、
k=4α+2k = 4\alpha + 2
これを2つ目の式に代入すると、
3α2+α=(4α+2)+43\alpha^2 + \alpha = (4\alpha + 2) + 4
3α2+α=4α+63\alpha^2 + \alpha = 4\alpha + 6
3α23α6=03\alpha^2 - 3\alpha - 6 = 0
α2α2=0\alpha^2 - \alpha - 2 = 0
この2次方程式を解くと、
(α2)(α+1)=0(\alpha - 2)(\alpha + 1) = 0
α=2,1\alpha = 2, -1
α=2\alpha = 2 のとき、
k=4(2)+2=10k = 4(2) + 2 = 10
2つの解は α=2\alpha = 23(2)+1=73(2) + 1 = 7
k>0k > 0 を満たす。
α=1\alpha = -1 のとき、
k=4(1)+2=2k = 4(-1) + 2 = -2
2つの解は α=1\alpha = -13(1)+1=23(-1) + 1 = -2
k>0k > 0 を満たさないので不適。
したがって、k=10k = 10 で、2つの解は 2277 である。

3. 最終的な答え

k=10k = 10
解は x=2,7x = 2, 7

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