4つの箱と4つのボールがあり、それぞれに1から4までの番号が付けられています。 (1) 1番の箱に1番のボールを入れる場合、残りの箱に箱の番号と異なる番号のボールを入れる方法は何通りあるか。 (2) すべての箱に、箱の番号と異なる番号のボールを入れる方法は何通りあるか。
2025/5/6
1. 問題の内容
4つの箱と4つのボールがあり、それぞれに1から4までの番号が付けられています。
(1) 1番の箱に1番のボールを入れる場合、残りの箱に箱の番号と異なる番号のボールを入れる方法は何通りあるか。
(2) すべての箱に、箱の番号と異なる番号のボールを入れる方法は何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1) 1番の箱に1番のボールを入れると、残りの3つの箱と3つのボールについて考えます。
残りの箱を2, 3, 4とし、ボールを2, 3, 4とします。
このとき、どの箱も自分の番号のボールを入れてはいけません。
* 2の箱に3を入れる場合、3の箱には4、4の箱には2を入れるしかありません。 (2->3, 3->4, 4->2)
* 2の箱に4を入れる場合、3の箱には2、4の箱には3を入れるしかありません。 (2->4, 3->2, 4->3)
したがって、1番の箱に1番のボールを入れる場合、残りの箱に箱の番号と異なる番号のボールを入れる方法は2通りです。
(2) これは完全順列の問題です。4つの箱と4つのボールに対して、どのボールも自分の番号の箱に入らないようにする方法の数を求めます。これは攪乱順列(かくらんじゅんれつ)と呼ばれ、n個の要素の完全順列の数を と表します。
別の考え方として漸化式を用いる方法もあります。
3. 最終的な答え
(1) 2通り
(2) 9通り