二項定理または多項定理を利用して展開することを考えます。ここでは多項定理を利用します。
(a+b+c)n の展開式における apbqcr の係数は、 p!q!r!n! ただし、p+q+r=n です。 この問題では、(2x+3y+1)5 を展開したときの (2x)p(3y)q(1)r の係数を考えます。 x2y2 の係数を求めるので、p=2,q=2 となります。 p+q+r=5 より、2+2+r=5 なので、r=1 です。 したがって、(2x+3y+1)5 の展開式における x2y2 の項は、 2!2!1!5!(2x)2(3y)2(1)1=4120(4x2)(9y2)(1)=30⋅4⋅9x2y2=1080x2y2 となります。
問題では、2(2x+3y+1)5 の展開式における x2y2 の係数を求めなければならないので、上記の結果を2倍します。 2⋅1080x2y2=2160x2y2