$2(2x+3y+1)^5$ を展開したときの、$x^2y^2$ の係数を求めよ。

代数学多項定理展開係数二項定理
2025/5/6

1. 問題の内容

2(2x+3y+1)52(2x+3y+1)^5 を展開したときの、x2y2x^2y^2 の係数を求めよ。

2. 解き方の手順

二項定理または多項定理を利用して展開することを考えます。ここでは多項定理を利用します。
(a+b+c)n(a+b+c)^n の展開式における apbqcra^p b^q c^r の係数は、
n!p!q!r!\frac{n!}{p!q!r!}
ただし、p+q+r=np+q+r=n です。
この問題では、(2x+3y+1)5(2x+3y+1)^5 を展開したときの (2x)p(3y)q(1)r(2x)^p (3y)^q (1)^r の係数を考えます。
x2y2x^2 y^2 の係数を求めるので、p=2,q=2p=2, q=2 となります。
p+q+r=5p+q+r = 5 より、2+2+r=52+2+r = 5 なので、r=1r = 1 です。
したがって、(2x+3y+1)5(2x+3y+1)^5 の展開式における x2y2x^2 y^2 の項は、
5!2!2!1!(2x)2(3y)2(1)1=1204(4x2)(9y2)(1)=3049x2y2=1080x2y2\frac{5!}{2!2!1!} (2x)^2 (3y)^2 (1)^1 = \frac{120}{4} (4x^2) (9y^2) (1) = 30 \cdot 4 \cdot 9 x^2 y^2 = 1080x^2y^2
となります。
問題では、2(2x+3y+1)52(2x+3y+1)^5 の展開式における x2y2x^2 y^2 の係数を求めなければならないので、上記の結果を2倍します。
21080x2y2=2160x2y22 \cdot 1080x^2y^2 = 2160x^2y^2

3. 最終的な答え

21602160

「代数学」の関連問題