与えられたデータ $1, 6, 7, 3, 7$ の標準偏差を求める問題です。

確率論・統計学標準偏差統計分散データ解析
2025/5/6

1. 問題の内容

与えられたデータ 1,6,7,3,71, 6, 7, 3, 7 の標準偏差を求める問題です。

2. 解き方の手順

標準偏差を求めるには、以下の手順が必要です。
ステップ1: データの平均値を計算する。
平均値 μ\mu は、データの総和をデータの個数で割ったものです。
μ=1+6+7+3+75=245=4.8\mu = \frac{1 + 6 + 7 + 3 + 7}{5} = \frac{24}{5} = 4.8
ステップ2: 各データ点と平均値の差(偏差)を計算する。
各データの偏差は以下の通りです。
14.8=3.81 - 4.8 = -3.8
64.8=1.26 - 4.8 = 1.2
74.8=2.27 - 4.8 = 2.2
34.8=1.83 - 4.8 = -1.8
74.8=2.27 - 4.8 = 2.2
ステップ3: 各偏差の二乗を計算する。
各偏差の二乗は以下の通りです。
(3.8)2=14.44(-3.8)^2 = 14.44
(1.2)2=1.44(1.2)^2 = 1.44
(2.2)2=4.84(2.2)^2 = 4.84
(1.8)2=3.24(-1.8)^2 = 3.24
(2.2)2=4.84(2.2)^2 = 4.84
ステップ4: 偏差の二乗の平均値を計算する(分散)。
分散 σ2\sigma^2 は、偏差の二乗の総和をデータの個数で割ったものです。
σ2=14.44+1.44+4.84+3.24+4.845=28.85=5.76\sigma^2 = \frac{14.44 + 1.44 + 4.84 + 3.24 + 4.84}{5} = \frac{28.8}{5} = 5.76
ステップ5: 分散の平方根を計算する(標準偏差)。
標準偏差 σ\sigma は、分散の平方根です。
σ=5.76=576100=14425=125\sigma = \sqrt{5.76} = \sqrt{\frac{576}{100}} = \sqrt{\frac{144}{25}} = \frac{12}{5}

3. 最終的な答え

与えられたデータの標準偏差は 125\frac{12}{5} です。

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