1つのサイコロを100回投げるとき、1の目が出る回数を確率変数Xとする。このとき、確率変数Xの期待値E[X]と分散V[X]を求めよ。

確率論・統計学確率変数期待値分散二項分布
2025/5/14

1. 問題の内容

1つのサイコロを100回投げるとき、1の目が出る回数を確率変数Xとする。このとき、確率変数Xの期待値E[X]と分散V[X]を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題は二項分布の問題です。1回の試行で1の目が出る確率は p=16p = \frac{1}{6} であり、1の目が出ない確率は 1p=561-p = \frac{5}{6} です。試行回数は n=100n = 100 です。
確率変数Xは二項分布に従うので、XB(100,16)X \sim B(100, \frac{1}{6}) と表すことができます。
二項分布の期待値と分散は以下の公式で求めることができます。
期待値:
E[X]=npE[X] = np
分散:
V[X]=np(1p)V[X] = np(1-p)
これらの公式に n=100n = 100p=16p = \frac{1}{6} を代入して計算します。
E[X]=100×16=1006=503E[X] = 100 \times \frac{1}{6} = \frac{100}{6} = \frac{50}{3}
V[X]=100×16×56=50036=1259V[X] = 100 \times \frac{1}{6} \times \frac{5}{6} = \frac{500}{36} = \frac{125}{9}

3. 最終的な答え

E[X]=503E[X] = \frac{50}{3}
V[X]=1259V[X] = \frac{125}{9}

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