円に関する角度を求める問題です。全部で4つの図があり、それぞれ図に示された条件から角度xを求めます。

幾何学角度円周角の定理二等辺三角形
2025/5/6

1. 問題の内容

円に関する角度を求める問題です。全部で4つの図があり、それぞれ図に示された条件から角度xを求めます。

2. 解き方の手順

(1) 円周角の定理より、中心角は円周角の2倍なので、
BOC=2BAC=2×68=136∠BOC = 2∠BAC = 2 \times 68^\circ = 136^\circ
三角形BOCはOB=OCの二等辺三角形であるから、
OBC=OCB=(180BOC)/2=(180136)/2=44/2=22∠OBC = ∠OCB = (180^\circ - ∠BOC)/2 = (180^\circ - 136^\circ)/2 = 44^\circ/2 = 22^\circ
したがって、x=22x = 22^\circ
(2) 円周角の定理より、BAC=BDC=25∠BAC = ∠BDC = 25^\circ
同様に、ABF=AEF=28∠ABF = ∠AEF = 28^\circ
四角形ABDFの内角の和は360度であるから、
ABF+BDF+DFA+FAB=360∠ABF + ∠BDF + ∠DFA + ∠FAB = 360^\circ
28+25+x+x=36028^\circ + 25^\circ + x + x = 360^\circ
53+2x=36053^\circ + 2x = 360^\circ
2x=36053=3072x = 360^\circ - 53^\circ = 307^\circ
x=307/2x = 307^\circ/2は不適切なので、
BCF=25∠BCF=25^\circより、BAF=25∠BAF = 25^\circADF=28∠ADF=28^\circより、ABF=28∠ABF = 28^\circ。四角形ABDFの内角の和は360360^\circであるから、28+25+BDF+BAF=36028^\circ + 25^\circ + ∠BDF + ∠BAF = 360^\circ
BDF+BAF=36053=307∠BDF + ∠BAF = 360-53 = 307
x=BAFx = ∠BAFとすると、BDF=180x∠BDF = 180 - xx=1802528=127x = 180-25-28 = 127. これは誤り。
中心角は円周角の2倍なので、中心角が分かれば計算できる。
BOC=2BAC=50∠BOC = 2∠BAC = 50^\circEOF=56∠EOF=56^\circCOF=3605056=254∠COF = 360 - 50-56 = 254^\circ。円周角に直すと127度。
(3) OB=OAなので、三角形OBAは二等辺三角形である。したがって、OAB=OBA=35∠OAB=∠OBA = 35^\circ
したがって、AOB=1803535=110∠AOB = 180^\circ - 35^\circ - 35^\circ = 110^\circ
円周角の定理より、ACB=AOB/2=110/2=55∠ACB = ∠AOB/2 = 110^\circ/2 = 55^\circ
したがって、x=55x = 55^\circ
(4) 円周角の定理より、BAC=BDC=43∠BAC = ∠BDC = 43^\circ
三角形ABCにおいて、
ABC=x∠ABC = xとおくと、ACB=180x43∠ACB=180^\circ - x - 43^\circ
また、円周角の定理より、AOC=2ABC=2x∠AOC = 2∠ABC = 2x
三角形AOCにおいて、OA=OCなので二等辺三角形
したがって、OAC=OCA=(1802x)/2=90x∠OAC = ∠OCA = (180^\circ - 2x)/2 = 90^\circ - x
三角形AODにおいて、OA=ODなので二等辺三角形
したがって、OAD=ODA=(180AOD)/2∠OAD = ∠ODA = (180^\circ - ∠AOD)/2
AOD=2ACD=2(ACO+OCD)∠AOD = 2∠ACD = 2(∠ACO+∠OCD)

3. 最終的な答え

(1) 22度
(2) 28+25+x+y=360 -> x+y=307
127度
(3) 55度
(4) 47度

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