直角三角形ABCにおいて、点PがAからBを通りCまで秒速1cmで移動する。点PがAを出発してから$x$秒後の三角形APCの面積を$y \text{cm}^2$とする。以下の問いに答える。 (1) 点PがAを出発してから3秒後の$y$の値を求める。 (2) 点Pが辺AB上を動くときの$x$と$y$の関係を表すグラフを選択肢から選ぶ。 (3) 点Pが辺BC上を動くときの$x$の変域、CPの長さを$x$の式で表したもの、および$y$を$x$の式で表したものを求める。

幾何学三角形面積グラフ二次関数直角三角形移動
2025/5/6

1. 問題の内容

直角三角形ABCにおいて、点PがAからBを通りCまで秒速1cmで移動する。点PがAを出発してからxx秒後の三角形APCの面積をycm2y \text{cm}^2とする。以下の問いに答える。
(1) 点PがAを出発してから3秒後のyyの値を求める。
(2) 点Pが辺AB上を動くときのxxyyの関係を表すグラフを選択肢から選ぶ。
(3) 点Pが辺BC上を動くときのxxの変域、CPの長さをxxの式で表したもの、およびyyxxの式で表したものを求める。

2. 解き方の手順

(1) 点PがAを出発してから3秒後の位置はAB上にあり、Aから3cmの位置である。このとき、三角形APCの面積yyは、底辺をAP、高さをBCと考えると、
y=12×3×4=6y = \frac{1}{2} \times 3 \times 4 = 6
(2) 点Pが辺AB上を動くとき、0x100 \le x \le 10である。
このとき、三角形APCの面積yyは、y=12×x×4=2xy = \frac{1}{2} \times x \times 4 = 2x
yyxxに比例し、xxが増加するとyyも増加する。また、x=10x=10のときy=20y=20である。よって、グラフは原点を通る右上がりの直線となる。選択肢の中では④が該当する。
(3) 点Pが辺BC上を動くとき、点PがBに到達するまでに10秒かかる。さらに、BからCまで4cmなので、点PがCに到達するまでには4秒かかる。したがって、xxの変域は10x1410 \le x \le 14となる。
CPの長さをxxで表す。BCの長さは4cmなので、CPの長さは4(x10)=14x4 - (x - 10) = 14 - x (cm)となる。
三角形APCの面積yyは、底辺をCP、高さをABと考えると、
y=12×(14x)×10=5(14x)=705x=5x+70y = \frac{1}{2} \times (14-x) \times 10 = 5(14-x) = 70 - 5x = -5x + 70

3. 最終的な答え

(1) 6
(2) ④
(3)
10x1410 \le x \le 14
CP = (14x)(14-x) cm
y=5x+70y = -5x + 70

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