(4) 円錐の展開図と表面積を求める問題と、正四角錐の線分の長さと体積を求める問題です。 (1) 円錐の展開図として正しいものを選択肢から選びます。 (2) 円錐の表面積を求めます。 (3) 正四角錐のAEの長さを求めます。 (4) 正四角錐の体積を求めます。

幾何学円錐表面積正四角錐体積三平方の定理展開図
2025/5/6

1. 問題の内容

(4) 円錐の展開図と表面積を求める問題と、正四角錐の線分の長さと体積を求める問題です。
(1) 円錐の展開図として正しいものを選択肢から選びます。
(2) 円錐の表面積を求めます。
(3) 正四角錐のAEの長さを求めます。
(4) 正四角錐の体積を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 円錐の展開図
円錐の展開図は、側面がおうぎ形、底面が円になります。おうぎ形の弧の長さは、底面の円周の長さに等しいです。円錐の半径は10cm、底面の半径は6cmなので、円周の長さは 2π6=12π2 \pi \cdot 6 = 12 \pi です。よって、円錐の展開図は、おうぎ形の弧の長さが 12π12 \pi であるものを選ぶ必要があります。選択肢の中で、おうぎ形の弧の長さが底面の円周の長さに等しく、底面が円であるものは③です。
(2) 円錐の表面積
円錐の表面積は、側面積と底面積の和で求められます。
底面積は、πr2=π62=36π \pi r^2 = \pi \cdot 6^2 = 36 \pi です。
側面積は、πrl\pi r l で計算できます。ここで、rr は底面の半径、ll は母線の長さです。よって側面積は、π610=60π\pi \cdot 6 \cdot 10 = 60 \pi となります。
したがって、円錐の表面積は、 36π+60π=96π36 \pi + 60 \pi = 96 \pi です。
(3) 正四角錐のAEの長さ
正四角錐の底面は正方形なので、対角線の長さは、626\sqrt{2} です。AEは対角線の半分なので、AE=622=32AE = \frac{6\sqrt{2}}{2} = 3\sqrt{2} となります。
(4) 正四角錐の体積
正四角錐の体積は、13(底面積)(高さ) \frac{1}{3} \cdot (\text{底面積}) \cdot (\text{高さ})で求められます。
底面積は、62=366^2 = 36です。
高さOEを求めるためには、直角三角形OAEに着目します。OA=9OA = 9 で、AE=32AE = 3\sqrt{2} なので、三平方の定理より、
OE2+AE2=OA2OE^2 + AE^2 = OA^2
OE2+(32)2=92OE^2 + (3\sqrt{2})^2 = 9^2
OE2+18=81OE^2 + 18 = 81
OE2=63OE^2 = 63
OE=63=37OE = \sqrt{63} = 3\sqrt{7}
よって、体積は、133637=367 \frac{1}{3} \cdot 36 \cdot 3\sqrt{7} = 36\sqrt{7} となります。

3. 最終的な答え

(1) 3
(2) 96
(3) 3√2
(4) 36√7

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