2つの円 $x^2 + y^2 = 4$ と $x^2 + y^2 - 4x - 2y + 1 = 0$ の2つの交点と点 $(1, -1)$ を通る円の中心と半径を求める。また、2つの円の2つの交点を通る直線の方程式を求める。

幾何学交点方程式
2025/5/6

1. 問題の内容

2つの円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4x2+y24x2y+1=0x^2 + y^2 - 4x - 2y + 1 = 0 の2つの交点と点 (1,1)(1, -1) を通る円の中心と半径を求める。また、2つの円の2つの交点を通る直線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、2つの円の交点を通る円の方程式を考える。これは、k(x2+y24)+(x2+y24x2y+1)=0k(x^2 + y^2 - 4) + (x^2 + y^2 - 4x - 2y + 1) = 0 と表せる。この円が点 (1,1)(1, -1) を通るので、この点を代入して kk の値を求める。
k(12+(1)24)+(12+(1)24(1)2(1)+1)=0k(1^2 + (-1)^2 - 4) + (1^2 + (-1)^2 - 4(1) - 2(-1) + 1) = 0
k(1+14)+(1+14+2+1)=0k(1 + 1 - 4) + (1 + 1 - 4 + 2 + 1) = 0
2k+1=0-2k + 1 = 0
k=12k = \frac{1}{2}
したがって、求める円の方程式は
12(x2+y24)+(x2+y24x2y+1)=0\frac{1}{2}(x^2 + y^2 - 4) + (x^2 + y^2 - 4x - 2y + 1) = 0
12x2+12y22+x2+y24x2y+1=0\frac{1}{2}x^2 + \frac{1}{2}y^2 - 2 + x^2 + y^2 - 4x - 2y + 1 = 0
32x2+32y24x2y1=0\frac{3}{2}x^2 + \frac{3}{2}y^2 - 4x - 2y - 1 = 0
3x2+3y28x4y2=03x^2 + 3y^2 - 8x - 4y - 2 = 0
x2+y283x43y23=0x^2 + y^2 - \frac{8}{3}x - \frac{4}{3}y - \frac{2}{3} = 0
(x43)2+(y23)2=(43)2+(23)2+23=169+49+69=269(x - \frac{4}{3})^2 + (y - \frac{2}{3})^2 = (\frac{4}{3})^2 + (\frac{2}{3})^2 + \frac{2}{3} = \frac{16}{9} + \frac{4}{9} + \frac{6}{9} = \frac{26}{9}
したがって、円の中心は (43,23)(\frac{4}{3}, \frac{2}{3}) であり、半径は 269=263\sqrt{\frac{26}{9}} = \frac{\sqrt{26}}{3} である。
次に、2つの円の交点を通る直線の方程式を求める。
x2+y24=0x^2 + y^2 - 4 = 0
x2+y24x2y+1=0x^2 + y^2 - 4x - 2y + 1 = 0
2つの式を引き算すると、
(x2+y24)(x2+y24x2y+1)=0(x^2 + y^2 - 4) - (x^2 + y^2 - 4x - 2y + 1) = 0
4x+2y5=04x + 2y - 5 = 0

3. 最終的な答え

中心の座標: (43,23)(\frac{4}{3}, \frac{2}{3})
半径: 263\frac{\sqrt{26}}{3}
直線の方程式: 4x+2y5=04x + 2y - 5 = 0

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はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

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