点A(5,5)から出発した点Pが、直線 $l: y=3x$ 上の点Qで反射し、その後x軸で反射して再び点Aに戻るような点Qの座標を求める問題です。ただし、入射角と反射角は等しいとします。点Aの直線 $l$ に関する対称点をB、x軸に関する対称点をCとすると、3点B, Q, Cが一直線上にあるとき、点Aを出発した点Pは再びAに戻ってくる。直線BCの方程式を求め、その直線と直線 $l$ の交点として点Qの座標を求めます。

幾何学幾何反射対称点直線の方程式座標
2025/5/6

1. 問題の内容

点A(5,5)から出発した点Pが、直線 l:y=3xl: y=3x 上の点Qで反射し、その後x軸で反射して再び点Aに戻るような点Qの座標を求める問題です。ただし、入射角と反射角は等しいとします。点Aの直線 ll に関する対称点をB、x軸に関する対称点をCとすると、3点B, Q, Cが一直線上にあるとき、点Aを出発した点Pは再びAに戻ってくる。直線BCの方程式を求め、その直線と直線 ll の交点として点Qの座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 点A(5, 5)のx軸に関する対称点Cの座標を求める。x軸対称なので、x座標は変わらず、y座標は符号が変わります。したがって、C(5, -5)となります。
(2) 点A(5, 5)の直線 l:y=3xl: y=3x に関する対称点Bの座標を求める。
点Aと点Bの中点をMとすると、点Mは直線 ll 上にあります。また、直線ABは直線 ll と垂直です。
点Bの座標を(p, q)とすると、点Mの座標は((5+p5+p)/2, (5+q5+q)/2)となります。
点Mが直線 ll 上にあるので、
5+q2=35+p2\frac{5+q}{2} = 3 \cdot \frac{5+p}{2}
5+q=15+3p5 + q = 15 + 3p
q=3p+10q = 3p + 10 ...(1)
直線ABの傾きは (q-5)/(p-5) であり、直線 ll の傾きは3なので、
q5p5=13\frac{q-5}{p-5} = -\frac{1}{3}
3(q5)=(p5)3(q-5) = - (p-5)
3q15=p+53q - 15 = -p + 5
3q=p+203q = -p + 20 ...(2)
(1)を(2)に代入すると、
3(3p+10)=p+203(3p+10) = -p + 20
9p+30=p+209p + 30 = -p + 20
10p=1010p = -10
p=1p = -1
(1)に代入すると、
q=3(1)+10=7q = 3(-1) + 10 = 7
したがって、B(-1, 7)となります。
(3) 2点B(-1, 7), C(5, -5)を通る直線BCの方程式を求める。
傾きは 575(1)=126=2\frac{-5-7}{5-(-1)} = \frac{-12}{6} = -2
y切片をbとすると、y = -2x + b
点C(5, -5)を通るので、-5 = -2(5) + b
-5 = -10 + b
b = 5
したがって、直線BCの方程式は y = -2x + 5
(4) 直線 l:y=3xl: y=3x と直線BC: y = -2x + 5 の交点Qの座標を求める。
3x=2x+53x = -2x + 5
5x=55x = 5
x=1x = 1
y=3(1)=3y = 3(1) = 3
したがって、Q(1, 3)となります。

3. 最終的な答え

B(-1, 7), C(5, -5), y = -2x + 5, Q(1, 3)
アイ:-1, ウ:7, エ:5, オカ:-5, キク:-2, ケ:5, コ:1, サ:3

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